貧乏だけど贅沢

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 126
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163548203

作品紹介・あらすじ

旅をめぐる十の対話。香港、ホノルル、ラスベガス、ハバナ、マカオ、マラケシュ…。全地球を駆ける十人との優雅なるダイアローグ。

感想・レビュー・書評

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA40551954

  • 貧乏だけど贅沢な旅の話の数々。
    だけど今となっては全てが贅沢な気もします。
    疫病に戦争と、旅に出ることすらままならない時代になり、人は貧しく、こんなギャンブル三昧の旅なんてとても…できないと思う人はできないんだろうなあ…。
    対談相手が豪華絢爛ですね。これもまた贅沢。

  • 36223

  • 深夜特急を読んでからというもの沢木さんの本を読み漁っています(^^)。
    対談集のこの本、俳優の高倉健さん、小説家の群ようこさんとの対談がぐっと心にひびきました。
    特に、高倉さんとの対談で、沢木さんの話していた少欲知足につながるところ。年齢をかさねていくにつれて、モノだけでなく、人間関係などいろいろなモノが増えてくる。それにつれて、自身の自由度がなくなっていく。
    所有欲を満たすには、それを持つために相応の仕事をして、金をかせぐ生活をしなければ物は持てない。少ない物で足りることを知れば、それほど稼がなくてもよくなるから、仕事を選ぶことができ、自由になれると。
    理想かもしれないけれど、確かに一理あるな~と思う。
    物も人も断捨離、シンプルライフを心がけたい。

  • 海を越えたことのない自分にとっては未知のおはなしがたくさん。
    二十六はとっくに超えてしまったが。ありー。

  • 沢木耕太郎が著名人たちと「旅」「異文化」「博打」について語り合う対談集。

    普段あまり表舞台に出てこないような人たちでも、沢木耕太郎には心を開く気持ちがわかるな。
    低姿勢でありながら、へりくだっているわけでもなく、実直に物言う紳士という感じです。憧れるぅ(

  • 旅をめぐる十の対話。井上陽水、阿川弘之、此経啓助、高倉健、高田宏、山口文憲、今福龍太、群ようこ、八木啓代、田村光昭×沢木耕太郎。僕は中でも特に此経さんとの対談「十年の後に」が大好きで、何度も読み返したものです。此経さんのどこか達観されている言葉には、ハッとさせられるものが本当に多い。

    このうちの6編は、文庫本の『深夜特急』にも収録されています。本の作りが『沢木耕太郎ノンフィクション』シリーズの原型となっていますよね。相手の話を引き出すインタビュアーとしての沢木耕太郎の力量を見ることもできる、素敵な本です。

  • 051.99.3/25,3刷、並、カバスレ、ヤケ、小口汚れ、帯付き。

  • 旅に出る前に読みたい本。タイトルがいい。
    「いきなり成田へ飛行機もホテルも何も決めずに行って、そこで初めて目的地を選んで切符を買った」・・・という井上陽水との対談が印象的。

  • 旅に関する対談集。高倉健さんは寡黙な人と思っていたが、実際には違うようだ。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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