君たちは何のために学ぶのか

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 166
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163719009

感想・レビュー・書評

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  • 世の中の仕組みをわかりやすく描かれている。
    『何のために学ぶのか』
    もっと若い頃に読んでおきたかった。親父と同じ轍を踏まないよう、高校生の息子の本棚行き。
    読むかどうかは本人任せだけど

  • 今の自分に欲しい言葉が詰まっていると感じた内容の一冊だった。

    「継続は力なり」、中断してしまうとせっかくついた力も衰えていく、勉強だけでなく精神や肉体も含めて自分を鍛えるということをやる、「これは違うな」と思ったら途中で仕事が替わってもいい、ある程度社会人経験を積んで世の中や自分の適性を見る目ができてから自分の最終的なパス(道)を選ぶことが大切、自分できっかけを探してドアを叩いてみる、など。ひとつひとつのフレーズに感動してたくさんメモしてしまった。

    これらをどれだけ自分が実践できるかにかかっているんだろうな、これらの言葉を胸に学び続けたいと思います。

  • 家にあったリサイクル本をいい加減捨てたいのでどんどん読んでいくシリーズ

    なんか読んでて高校生向けの本ってこんなガキっぽく書かなくちゃいけないのかな?小中学生でももう少し難しい文章読めるだろうと思いながら読んでいた。

    まあ内容はほんと、その通りって感じだけどぶっちゃけ日本経済ダメにした官僚様と日本経団連様が何をいまさら偉そうにという気持ちがぬぐえない気持ちも若干あった。

    とはいえ、高校の先輩らしいのであまり攻撃しないようにする。良い本でした(小並感)

  • 本書冒頭には、

    「この本は、これから社会に出ようとしている若い人、あるいは社会に出て、まだ自分の行く末がわからない人にむけて書きました。
    学校で会社で、みなさんはさまざまな科目や技術を日々学んでいることと思います。
    しかし、ではそれらはいったい何のために学んでいるのか、どのように学べばよいのか、また何を学べばいいのか、それを現在、世界で起こっている変化の中から考えてみようという本です。」(P.4)

    とあり、つまりこの本を一言で言えば、自分の知識・技術を磨きスペシャリストになることでプロとして活躍しよう、そのためには学ぶことが必要である、ということでしょうか。

    しかし、この本、ふりがなが多すぎて読みにくい。確かに若い人向けなのだろうけど、ちょっとやり過ぎ感があります。
    また、語学学習について、「一番最初の何も知らないところから、いきなりフランス語でフランス語を教える」ということで2〜3年で簡単な会話ができるようになる、、ってこれって子どもが言葉を覚えるのと同じ方法だから、普通にしていたら高校生レベルになるには15年かかることになるのですが、、、

    と言った感じで、良い点よりイマイチな点が多い本でした。残念。

  • 中学校後半or高校生向けの本。

    歴史の年号を覚えるべき、と書いている点で珍しいと思います。
    ただ、日本史と世界史の接続の把握、時代感覚を持つことのために必要だという趣旨のようであり、
    中学で世界史を教えず、高校でも世界史をしっかり勉強する人が少ない日本の教育現場では、実践が難しいように思いました。

  • ・やりたいことはなかなか分からないから、やりたいことにぶつかるまで何でもやってみる。相対的に何か優れているって状態になるとそれが向いていることかもしれない。

    ・異質なものと比較し、異聞を客観視する。
     ストレス耐性、引き受ける責任感、自分で引き受ける勇気、
    ・創造力は知識の掛け合わせ
    ・音楽学校を卒業したグリーンスパン、30歳くらいまでは自分のやりたいことを模索しても構わない。

  • 中学生むけ
    面白い


    不器用な人の方が大成する 柿右衛門

    自分を相対化して、価値を知ろう
    そのためには、異質なものを知ることが大事

  • ものすごく基本的な考え方及びやり方なんだが、我々が忘れている大切なことを思い出させてくれる。

    高校生を対象に書いていふのて、平易でわかりやすい。
    内容には概ね異論ないが、僕は視野が広いジェネラリストが好きだな。

  • 自分の生き方を紹介しながら、これからの時代を生きる若者へアドバイスをした本。
    ゼネラリストではなくスペシャリストを目指そうとの提言。
    読みやすい1冊。

  • [購入] 「労働力の売り主としてグローバルマーケットで生きていく」「BPOや代替の利かない仕事をする人間になる」など、国際経験豊かな著者がこれからの時代を生きる我々若者にあてたメッセージが豊富な本書。

    高校生がメインターゲットのようだが(フリガナが多い)、社会に出る前の大学生が読んでも十分有意義だった。
    大学生活を振り返り、今後の社会人生活にいかに糧として活かすことができるか、改めて考えたいと思う。

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著者プロフィール

1941年生まれ。東京大学経済学部卒業。65年に大蔵省入省。財政金融研究所所長、国際金融局長を経て97年に財務官に就任。99年退官。2010年より青山学院大学特別招聘教授。著書に『「今日よりいい明日はない」という生き方』『書き換えられた明治維新の真実』など。

「2018年 『AIと日本企業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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