スナックちどり

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163825106

感想・レビュー・書評

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  • よしもとばななさんの短編小説『スナックちどり』、なかなか渋い小説でした。親戚同士の女性二人がそれぞれが心の痛みを抱えている事を知って、一緒にイギリスにあるモンサンミッシェルイギリス版のような修道院のある小さな島に一緒に出かける事にする。お互いを思いやる女性二人の優しい言葉のやり取りが心に残った。優しい気持ちになる小説でした。

  • はつのよしもとばなな

    さっと読もうと思えばあっけなく

    だけどこれなどういうこと?

    と引っかかりながら読むと

    そうだね そうだねと思う

    イギリスの西の果ては

    夢の中に

  • おもむろにスピリチュアルなエピソードがなかったぶん、
    私が嵌った初期の作品に似通ったところがあって
    何となく懐かしく読めた。
    だけどどうして一緒のベッドに入るのか…。
    そこは無い方が全くよかったと思う。
    もうばななさんはある特定の人たちを癒すためにだけ
    作品を発表してるような気がする。
    離れて行くはどうぞどうぞ、癒される人だけ読んで下さい。
    そういうメッセージを感じる。
    あまり共感はしないけど、昔のよしみで本が出たら
    ふと手を伸ばし読んでしまう。

  • すんごい癒し。
    またあらためて読みたい。

  • 80 先の約束をひとつする度に、未来に小さな光がひとつ灯った。それを実感できるくらい弱っていた。このところずっと今日を泳ぐのでせいいっぱい、明日は溺れるかも、そんな感じだったことをこの町に来て私は悟った。

  • イギリスのガイドブックにも特出しない外れの寂しげな町。
    人生に疲れ気味の40近い従姉妹同士が旅します。

    1人は育ての祖父母に先立たれ、1人は離婚したて。

    寂しい2人が自分に向き合った時間をゆるりと感じる
    ことができました。レズ的な件に嫌悪感を残しましたが。。

  • なんかほのぼのする。
    大きなことはしなくていいから、自然に幸せに暮らせれば良いと思えてくる。
    1週間くらい、沖縄でゆっくりしたいと思ってたけど、イギリスのペンザンスでもいいかな?と思えてくる・・・

  • ヨーロッパの小さな街に旅したくなった。。。

  • ちどりのいたスナックは
    あったかくて、町の人から愛されてたんだろうな。

    二人の女のひとがでてきたから、
    TUGUMIみたいな感じかな?と思ったけど違った。
    甘酸っぱい青春から、人生のアレコレに移り変わる最近の
    ばななさん作品にはすっかり共感してしまうよ。

  • キッチン以来のよしもとばななさん。
    段々ほんわか気分になって、読み進めていたが、後半困惑。レズ的部分がなければ好きな本だった。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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