歌川国芳猫づくし

著者 :
  • 文藝春秋
3.51
  • (8)
  • (31)
  • (31)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 215
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900377

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 江戸の時代小説はやっぱり面白い。くらい話も多いんだけど、どこか自分事じゃない様な、あっけらかんとしてる感じがいい。主人公の国芳も江戸っ子気質で、読んでで気持ちがよかった。

  • 2015.12.26 読了

    猫が出るなら。。。と読み始めたんですが、
    歌川国芳って 読んでる途中で
    調べたら、実際にいた 町絵師なんですね!
    しかも、めっちゃ有名な絵!
    見たことある、ある!

    この国芳さん 実際も かなりな猫好きだったみたいですね。

    短編集ですが、各話に 奇妙な事件なんかが
    起こるんですが、
    さすがにこの辺は 作者のフィクション??

    なんか 現実とフィクションの境が
    わからなかった。

    でも とても 面白かった!

    続きそうな感じだけど、続編ないのかな~

  • 面白かったです。

    江戸っ子気質の国芳とその弟子たち…飼っている猫たち…テンポも良く、読破できました。

    時代モノはチョット…と言う人にもオススメしたい作品ではあります。

  • お上を恐れぬ威勢の良さで知られる国芳も、老いの戸惑いから、死への興味と、そして最後の恋への憧れが泡のように、ぽつぽつと浮かぶ。そんななか、八匹の猫と、一癖も二癖もある弟子たちに囲まれた彼の周囲では、次々と「猫」にまつわる大事小事が起きて―。数々の人気時代小説で知られる著者が、持ち味の諧謔と哀感に溢れた筆致で、猫のいる日常と、淡い恋心を豊かに描きだします。

  • 2015.3.5

  • 猫好きの絵師、歌川国芳を主人公にした短編集。北斎、北斎の娘応為、広重などが登場する。国芳の絵には、猫だけではなく、動物や金魚、鯨までも登場するので、彼が動物好きだったことはなんとなくわかる。軽い読み物としては、まあまあの作品かなと思う。特に北斎の娘応為を描いた作品は、味わい深い作品に仕上がっている。

  • 期待したほど猫は出ず。

  • 楽しい。リアルで歌川国芳の猫展見にいっちゃったよ。

  • 【反骨の浮世絵師、国芳が猫にまつわる謎に挑む】猫をこよなく愛した異色の浮世絵師・歌川国芳と、彼を慕うひと癖もふた癖もある弟子たちによる、愉快でほろりとくる謎解き時代小説。

  • 初めて読む作家さん。決して猫が主役ではないのだけれど、7話全部に猫を効果的に小気味良く配置したり、国芳という浮世絵師をさまざまな角度から伺えるようなストーリー展開だったり、話の落としどころが絶妙だったりと、僭越ながら『この作家さん上手いなぁ』と、猫好きの贔屓目なしに思いました。別の作品も読んでみよう。

全42件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×