- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163900377
感想・レビュー・書評
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江戸の時代小説はやっぱり面白い。くらい話も多いんだけど、どこか自分事じゃない様な、あっけらかんとしてる感じがいい。主人公の国芳も江戸っ子気質で、読んでで気持ちがよかった。
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2015.12.26 読了
猫が出るなら。。。と読み始めたんですが、
歌川国芳って 読んでる途中で
調べたら、実際にいた 町絵師なんですね!
しかも、めっちゃ有名な絵!
見たことある、ある!
この国芳さん 実際も かなりな猫好きだったみたいですね。
短編集ですが、各話に 奇妙な事件なんかが
起こるんですが、
さすがにこの辺は 作者のフィクション??
なんか 現実とフィクションの境が
わからなかった。
でも とても 面白かった!
続きそうな感じだけど、続編ないのかな~ -
面白かったです。
江戸っ子気質の国芳とその弟子たち…飼っている猫たち…テンポも良く、読破できました。
時代モノはチョット…と言う人にもオススメしたい作品ではあります。 -
お上を恐れぬ威勢の良さで知られる国芳も、老いの戸惑いから、死への興味と、そして最後の恋への憧れが泡のように、ぽつぽつと浮かぶ。そんななか、八匹の猫と、一癖も二癖もある弟子たちに囲まれた彼の周囲では、次々と「猫」にまつわる大事小事が起きて―。数々の人気時代小説で知られる著者が、持ち味の諧謔と哀感に溢れた筆致で、猫のいる日常と、淡い恋心を豊かに描きだします。
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2015.3.5
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猫好きの絵師、歌川国芳を主人公にした短編集。北斎、北斎の娘応為、広重などが登場する。国芳の絵には、猫だけではなく、動物や金魚、鯨までも登場するので、彼が動物好きだったことはなんとなくわかる。軽い読み物としては、まあまあの作品かなと思う。特に北斎の娘応為を描いた作品は、味わい深い作品に仕上がっている。
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期待したほど猫は出ず。
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楽しい。リアルで歌川国芳の猫展見にいっちゃったよ。
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【反骨の浮世絵師、国芳が猫にまつわる謎に挑む】猫をこよなく愛した異色の浮世絵師・歌川国芳と、彼を慕うひと癖もふた癖もある弟子たちによる、愉快でほろりとくる謎解き時代小説。
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初めて読む作家さん。決して猫が主役ではないのだけれど、7話全部に猫を効果的に小気味良く配置したり、国芳という浮世絵師をさまざまな角度から伺えるようなストーリー展開だったり、話の落としどころが絶妙だったりと、僭越ながら『この作家さん上手いなぁ』と、猫好きの贔屓目なしに思いました。別の作品も読んでみよう。