にょにょにょっ記

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 540
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903262

作品紹介・あらすじ

元気さの単位を考えたり毛布の中の見つからない穴を探したりと、日々順調に妄想と詩想の間をさまよい歩く穂村弘。日記という日常の記録が、言葉の鬼才の脳内を通りぬけ、ぴかぴかに結晶、ビザールかわいい一冊に。本作から共著者となったフジモトマサルの漫画も増量です。

感想・レビュー・書評

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  • 『にょっ記』も読んでないのに、3冊目から読む。
    日常の中の一コマを日記状でつづる。
    ゆるゆるした内容ながら、油断してると爆笑ポイントがあるので、
    半分あたりから家で読むことにした。
    リカちゃんワールドの連作がワタシ好み。

  • 面白い。
    クスッとくる。
    あっという間に読めた。

    著者の穂村弘さんの目の付け所が面白く、
    所々で 確かに、ふむふむ、ふふっ
    となり
    フジモトマサルさんの挿絵もまた可愛く、面白い。
    是非お読みください。

  • 『にょっ記』シリーズ。
    やっぱり、間違いない。確かに癖になる。ハマる。
    フッと笑えたり声に出して笑えたりする。

    ちょっと疲れが溜まってくるとちょうど良い具合に息抜きできるような感じで好きなのだ。

    そしてまたフジモトマサルさんのイラストが、めちゃくちゃピッタリと合っている。
    いくらでも見てしまう可愛さ⁇いやなんともいえず癖になるほどの愛嬌⁇と言ったほうが良いのか。

    笑ったり、ツボにハマったりしたもの。

    7月12日のパンツがみょんみょん。初めて聞くし、みょんみょんって。ゆるゆる〜じゃない?

    8月11日のリカちゃんの家族について。おばあちゃんがいるとは知らなかった。
    リカちゃんワールドひっぱりすぎ〜。
    イラストがいい味出してる。

    9月15日のグリンピース、そういや最近のシュウマイにはグリンピースが載ってない。
    いつから載ってない?気になるわ〜
    最近の子は、載ってないのが普通って思ってる⁇

    12月9日の肩と肘。五十肩は知ってるけどテニス肘は、テニスしてなくても使うものなんだとは…マジで病名なのか?いやいやそしたらラクロス肩でもええんちゃう⁇って思うわな。
    ついつい会話に参加している自分に気づく…。

    これ、一緒に呟きだしたらきりがないな。

    3月2日のかくれんぼ。
    私も今まで何回かくれんぼしたのか思い出せない。
    数回だと思うが…
    最後に老人ホームでするのだろうか?
    みつけてもらえなかったら私も嫌だ。
    もしかして、途中で忘れるかも。








    • ひろさん
      湖永さん、はじめまして。ひろと申します。
      たくさんのいいね!とフォローありがとうございます。
      どうぞよろしくお願いします♪
      湖永さん、はじめまして。ひろと申します。
      たくさんのいいね!とフォローありがとうございます。
      どうぞよろしくお願いします♪
      2022/12/11
    • 湖永さん
      ひろさん、はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      こちらこそ、いいねをありがとうございます。
      ひろさんの本棚、楽しみに見ています。...
      ひろさん、はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      こちらこそ、いいねをありがとうございます。
      ひろさんの本棚、楽しみに見ています。

      こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
      2022/12/11
  • 天使ちゃん少なめだったかな?

    1ハイジ=10クララ

  • このとぼけ方好きです。いいの見つけました。『にょっ記』と『にょにょっ記』は、今度ほっこりしたい時のために取っておこうと思います。

  • 「本当はちがうんだ日記」と同じ図書館で借りた本。この本もかわいかったので借りた。発行年が遅かったので後から読んだ。読んでる合間に検索してみたら、穂村さんと装幀の名久井直子さんの記事があり、フジモトマサルさんが2015年に亡くなっていることを知る。最後のにょっ記シリーズだったのだ。その記事の中に穂村さんが話していた「日記と言っても異化された嘘日記なんだけど、でも、実際に僕が見たものを書いてることが多い。」を読んで、ああ嘘も入っていたんだ、そうかもしれないとは思っていたし、本当じゃないこともたまにあるのかなと思ってもいたけれど、やっぱりそうだったんだ、と、別に気落ちしたわけではないけど、心に留めて読み進めた。
    私が好きなのは、4月7日テスト。実家の押し入れにあった小学校の国語のテスト。ひらがなだけの文章、選択肢、にせの選択肢もかわいくやわらかい。9日のテスト・その2の問題文もかわいい。たいへんです。こりすが、ふわふわ そらに あがっていきます。私は、子どもが1年生で初めて習うひらがなプリントの例文が好きで取ってあり、「のんびり のりまき のどかなひ」「ねこと ねずみの ねがいごと」などなどかわいい。
    5月12日音楽室の謎も面白い。音楽室にだけ、肖像画が貼ってあるのはなぜか。理科室、体育館、家庭科室、美術室に、その分野で功績を残した人たちの肖像画が飾られていないのはなぜか。家庭科室にはだれを貼ればいい?美術室に作品と作家の両方が貼られていたら見に行きたい。

  • 三作立て続けに読み、穂村弘さんのオジさん心に共感。この作品だけ文庫ではなく、サイン入りで、シール付きで得した気分。
    にょにょにょにょ記を期待したいところだが、フジモトマサルさんはもうおられない

  • あーおもしろかった! 笑った。
    音楽室の謎、ベルト、人工衛星、黒白歌合戦…。
    常日頃ひそかに色々アホなことを想像しているところ、そうそう同じこと思ってた、とか、なんだかもう一人の自分のようで。
    それを文章化する巧みさに嫉妬を覚えつつ楽しく一気読み。

  • 相変わらずのゆるさで、読みながらにやにや。

    ラクロス肩とか、猫のあくびとか、聞き間違いとか。

    穂村さんの文章を読んでいると、上手に生きていけなくてもいいんだと励まされます。ほんとに。

    落ち込んだ日にまた読み直そう。

  • 穂村弘の本を読むのは初めて。新聞の連載コラムを読んだ記憶はあるが。箱根本箱で、ふと目について手に取り数ページ拾い読みして、飲んでみることに。

    電車の中で読んではいけない本。ふふっとか、ははっとか、向かいの人から見て不気味に思われるから。

    シリーズもののようなので、他も読んでみようと思う。

    実家に父の蔵書で歌集も数冊あるけど、どうかなあ。今度帰省した時、手にとってみよう。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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