- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163903491
作品紹介・あらすじ
伊三次シリーズに、大物新キャラクター登場!自らの手下を持つよう父に言われた龍之進。頭に浮かんだのはかつて誘拐の下手人として追いながら、ついに捕えられなかった男だった。
感想・レビュー・書評
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宇江佐真理先生がお亡くなりになられたので、この物語から後の髪結い伊三次の登場人物たちの生き様はもう辿ることが出来ない。それがとっても寂しくて悲しい。宇江佐先生の遺作は今連載されているらしいので、それの単行本化をひたすら待ち続けます。宇江佐先生の書く江戸の庶民のお話しが大好きでした。ご冥福をお祈りいたします。
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読み終わってしまった・・・・・。
この続きは未来永劫読めないのだと思うと、何とも寂しい。
この先、どんなふうに進んで行くはずだったのだろう。
本来だったら、ただただ次作を楽しみに待っていれば良かったのだが。
時代小説の良いところは、年月がたっても古びずに、いつでも楽しめるところ。
宇江佐センセの作品も、そんな風に永く楽しませてくれるものと思う。 -
2016/01/08
もう続きが読めない、と言うことが寂しい。皆がどうなるのか知りたかった。
でも、最後の「ほろ苦く、ほの甘く」など特に不安などの混ざった未来への希望が現れている気がして、私自身もどうなるかわからない先へ思いを馳せることが出来た。
皆が幸せでありますよう。
ご冥福をお祈り致します。 -
「伊三次」ワールドも、この巻が最後かと思うと・・・
最近は、伊三次・お文の世代からその子供たちの世代の話へ移ってきて、ますますにぎやかにますます面白くなってきて、この先どういう展開になるか楽しみにしていたのに・・・
茜と伊与太の関係など、まるで甥・姪の将来を見守るような思いで頁を繰っていた。それもかなわぬ夢・・・
それにしても、最近は女流時代物作家の急逝が続くこと。
宇江佐真理さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 -
このシリーズを初めて読んだ。タイトルから勝手に面白そうと読み始めたが期待通り。きいさんもご家族も皆さん良い人たちばかりで、読んでて気持ちいい。
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2022年7月2日
伊三次の出番が少ない。
伊与太が詳しいことも言わず、国直の元を去ったことがいじらしい。
芳太郎が藍色を盗んだことは芸術家のサガかもしれない。ヒトとしては許されない。
茜との気持ちが通じているのがすごい。
添い遂げて欲しい。 -
不破龍之進が小者を使うことになった。
本人はかつての難敵元旗本の息子、本所無頼派の首領、薬師寺次郎衛(じろうえ)にしたいと思ってきた。勘当されて、今は駄菓子屋をしている。
だがそれには、大きな踏み絵が。元八丁堀純情派を気取っていた見習い同心6人組の同僚の同心たち仲間の了承を得なければならない。
いつの間にか、大人になり一人前になったそれぞれ。
新しいドラマが始まろうとしていた。
また、不破の娘茜と、伊三次の息子伊与太との淡い恋。
画家としての修行中の伊与太の苦悩、茜の成長。
それぞれの子供達の成長のドラマが!
長く長く読みたいシリーズだったのだが。