- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163905181
作品紹介・あらすじ
祝・「陰陽師」シリーズ30周年!連載開始から30年目を迎えた、大人気の『陰陽師』シリーズ。今回も、稀代の陰陽師・安部晴明と心優しき笛の名手・源博雅が活躍するほか、酒をこよなく愛する法師陰陽師・蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場。月の蝕が起こる夜、奇異なる兎が晴明を呼ぶ――二本足で立ち、人の言葉を話す兎が探していたものとは。今宵も晴明と博雅が、平安の都の怪異に挑む。
感想・レビュー・書評
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このシリーズを読むと、なんだか心がしみじみとしてきてしまうのだよ(*´-`)(博雅風)今回は道満も蝉丸も登場して満足♪ずっと読み続けていきたいシリーズ!
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晴明と博雅のお互いの距離感だったり、晴明の家の庭の風景だったり、すべてがいつもどおりでゆるりとしていて風情があり、読んでいて心地よかった。
このシリーズを読むのは、秋の夜が一番ふさわしいように思う。
芦屋道満に、こんな素敵な話があったとは、またこんなかわいらしい一面があったとはと驚かされた1冊でした。 -
づいぶんと久しぶりの陰陽師の様な気がする。 そしてこれまた久しぶりの本格的陰陽師の様相である。 怨霊や怪がはっきりと登場する。 清明もそれらと明確にタタカウ。 やれ嬉し。 これぞ陰陽師なり! しかと料簡した。
そして舞台わ全て京の都なり。 わが住まい近江国より程近し。 でわまた京へ登ってみようか。みるか。そういうことになった。m(_~_)m(すまぬw) -
シリーズ最新作。
このシリーズは、大体1年に1冊ペースで新刊が出るのをずっと楽しみにしている。
今年の新作は神話や伝説をモチーフにしている短編が印象的だった。
『あとがき』によると、もう30年続いてるそうで吃驚した。そうか……そんなに長いのか……。そりゃあ歳をとる筈だ……。 -
【「酒うまければ、それでよしということか――」】木犀の香が漂う夜、晴明と博雅、蝉丸が酒を飲んでいると天から斧が降ってきて――陰陽師安倍晴明の活躍を描く人気シリーズ第15弾。
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今作は主に月がテーマだったのかな
『道満月下に独酌す』の道満が涙を目に溜めるようなシーンで「ほろほろとこぼれてくる月の光の中に、...」って言葉があって情景と道満がリンクしてて素敵だと思った
夢枕獏は作詞もして本当に言葉を紡ぐのが上手だと思う
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蘆屋道満の人間味が出た巻。
中国の神仙が登場する話が多いのも特徴的。 -
ちょっと軽すぎたかな。
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全9編。道満から仕事を押し付けられるのも久しぶりかも。 また「鬼」の話も久しく出てなかったのでは。しかし、行方が分からないではなく、どうなったのかもわからない結末は、どうなのだろう。