日々我人間

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 129
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905648

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから数年を過ごした東京の漫画喫茶に別れを告げ、伊豆の山中に居を構えた玉さんを襲う、ネコ・シカ・ムカデ!週刊文春好評連載、桜玉吉『日々我人間』がついに一冊に!「いったいなぜ?」と反響を呼んだ週刊文春連載開始からはや3年、待望の単行本化!!「すぐに休載するんでは?」などの憶測もなんのその、ほぼ隔週連載から毎号掲載になっても見事皆勤賞。その3年分150回をどーんとお届け。激動の3年間の前半は東京・漫喫編、後半は伊豆編。隣人の音に悩まされる漫喫の狭い個室から、野生生物の襲来に悩まされる山荘へと生活はガラリと変わっても(変わってない?)、玉吉節は健在!「週刊文春お正月スペシャル号 丸ごと1冊タンマ君!」に寄稿した「タンマさん」もそっと収録。

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの厭世観漂う桜玉吉で面白かった。
    たびたび登場する逆走自転車とムカデに関する話が好き。
    後半の伊豆のパートは、しばしば『ヨコハマ買い出し紀行』を思わせる寂寥感があって、思わずしんみりしてしまう。

  • なんだろうな。桜玉吉に関しては作品の評価としてどうこうとか、そういうことはもうどうでもいいというか、生きてること、生き延びてることを漫画を通して確認出来るだけでもうはい、充分です。という気分というかなんというか。

    あ、でも(でもってなんだ)本の装丁はすごく良いと思う。
    横長で台帳をめくるみたいにたわいもないネタをめくっていくのは結構風情があるというか雰囲気と合うというか。

    そして読もう!コミックビームみたいなオチ+欄外余計な一言、というリズムが私はとても好きだったので、あ、ちょっと帰ってきたな、みたいな感じがして嬉しかった。

    テンションはじいさん寄りのおっさんになったけどね。
    でも、自分も歳を取って、歳を取っていくってそういうことなんだろうと思う。
    なんでもはしゃいだり、テンション上がったり、そういうことから自分がどんどん遠ざかっていくのを日々感じるから、これは少し先の自分なんだろうと、そう感じたりする。

    まぁでもムカデは、私もいくら歳取ってもダメだと思うな。

  • 1-2巻読了。漫画喫茶沈没編と伊豆暮らし編。漫画喫茶の生態悲喜交々。なぜに家でなく、とは思いつつ。伊豆編はムカデとの戦い。あとクルマ運転アクシデント編。ムカデ対策で和室にテント張って暮らすにはわらってしまった。

  • こう言った空気感の漫画大好きだな~。

  • いつもの雰囲気、空気感、たまりません。
    誰よりも人間ぽいです、玉吉先生。

  • あいかわらずのオタク的感性ですし、厭世観が漂っていますし、日常のちょっとした出来事をうまく作品に落とし込んでいます。ちょっと年寄りの愚痴っぽさも増えたかな?という部分はご愛敬。個人的には大々満足なのですが、ただ昔からの桜玉吉ファンは楽しめても桜玉吉を知らない人にはお勧めできないとも感じた。

  • 【週刊文春好評連載コミック、ついに単行本化】ひょんなことから数年を過ごした漫画喫茶に別れを告げ、東伊豆の山中に居を構えた玉さんを襲う、猿・鹿・ムカデ! 爆笑コミック。

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著者プロフィール

多摩美術大学在学中より、デザイナーとして活躍。そのかたわらアスキーに漫画を発表、その漫画が読者に大評判となり、そのまま漫画家となる。

「2021年 『伊豆漫玉エレジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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