- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906096
感想・レビュー・書評
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夜の底は覚えてないが、自分のレビューを読むとぶっとんだ話だったらしい…。スピンオフの本作は、在色者が何を起こすのかが不気味でドキドキ感が続き、一気に読めた。
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途鎖国の主要人物達の若き日の話。2013年~2016年にオール読物に掲載された四話を収録。
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夜の底は柔らかな幻、のスピンオフ。
共に過ごした三人のあったから山籠りした3人かと思ったら、1人は青柳じゃなくて勇司がメインだった。
青柳も一応出て来たけど、メインは勇司だった。
その勇司が次に葛城と繋がるから読みやすかったな。
葛城も昔はあんなに屈折してなかったのかぁ、と思うエピソードでした。
2017.11.3 -
夜の底は柔らかな幻の、いわゆるスピンオフ物語り。超能力者って、可哀そうだと思う。
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「夜の底は柔らかな幻」の前日譚。タイトルからして、あの3人が山の中での実験生活させられていた時の話なのかと思っていたので、読み始めてびっくり。
ま、その時の話は「夜の底~」はの方で多少なりとも語られていましたからね。
期待していた方向と違っていたので、ちょっと残念でした。
生まれ持った性質からは抜け出せない。そう考えると、なかなかやるせない。 -
どうやら『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフらしい。
でも、読んでなくても面白かった。 -
「夜のそこは柔らかな幻」のスピンオフである。在色者の存在と、それがどのような影響を与えるのかが感じられる。在色者と呼ばれた、天才であり、頭が切れる彼らの生い立ちなどにも触れられ、それがきっかけで人生にどのように影響するのか、特殊な能力を持ったがゆえの苦悩、それが悪い方向へ転がっていった悲しさも感じる。医学部が舞台であるので、医学と在色者との関連性、ある機関が密接に関わっていることや途鎖国の世界に異次元なものがあったが、彼らの人となりを見ると特殊能力のない人間と変わりない部分があるのは愛着を持てる。
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一応、最後の置いてけぼり感はありません。