ランニング・ワイルド

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906959

感想・レビュー・書評

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  • 2017/09/13 055

  • アドベンチャーレースの事は分かるし、レースはそれなりに楽し。犯人は予想道理であっけなかった。レースだけの話が良いな。 2017.9.6

  • アドベンチャー・レースって初めて知った。全く興味はないけど、そんなスポーツがあるんだ。はまる人がいるのは分かる。
    あと、広島市出身だけど、とびしま海道も初めて知った。天気がいい時期に行ってみたいものだ。
    話は、残念ながらイマイチ。主人公の対応もだし、犯人達の動機も。

  • 面白かった。一気読み。最後まで諦めない。人生もレースだから。かっこいい。

  •  著者作品はラン関係に限って読んでいるが(「標なき道」「チーム」「ヒート」)、作品を追って酷くなるなあ。
     本作はお得意の警察分野の登場人物を配しながらも、事件、カラクリ、人間関係も単純すぎて何の深みもなかった。

     楽しみにしていたアドベンチャーレースに関しても、かの田中正人にアドバイスを受けながらも、舞台が瀬戸内の島めぐりという小さなレースで、まずがっくり。
     田中氏の活躍をTVの特番映像や専門誌の画像等で見ていると、世界を舞台にしたもっと過酷なものだ。そういう知識のある者が読んで期待に応える内容にはなっていない。かといって知らない者が読んでアドベンチャーレースの魅力や醍醐味が味わえるかもはなはだ疑問。
     レース展開も単純すぎて面白みに欠ける。他のチームとの駆け引きとかは大きなファクターではないとでも言いたいのか、あくまでチームの結束、あるいは個々人の己との戦いが重要だと言うことなのかもしれないが、それにしてもだ。

     レース自体や、コースの概況の説明を要するためだろうが、登場人物のモノローグで、事前の予習で学んだからとかいいながら、状況説明やら土地、風土等の解説を語らせる素人小説っぽい手法も本作ではやたら目についた。 一般に馴染みのないスポーツだから止む無しなのかもしれないが、ならば物語を語る視点を、主人公の和倉、女性のチームメイト安奈、犯人の三者に限らず、もうひつつふたつ語り部を増やしてもよさそうなものを。
     宮原昭夫の『書く人はここで躓く!』じゃないが、「粗筋会話」とか「手抜き回想」という稚拙な手法が頭によぎった。

  • 【スポーツサスペンスの金字塔】過酷なアドベンチャーレース直前、警視庁チームのキャップの妻子が拉致。レースで勝ち、家族を救い出し、犯人を追い詰められるのか。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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