あの子の殺人計画

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1008
感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912080

感想・レビュー・書評

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  • 色々な世界が交差する。設定や、話しの書き方は上手いが、怖い。怖すぎる。
    子供がいたり、自分が子供の場合は読まない方が毎日幸せに過ごせる…はず

  • テーマは児童虐待。

    小学5年生の椎名きさらは母親から日常的に〈水責めの刑〉と称した虐待を受けている。
    それは「躾」とは名ばかりのストレス発散であり、無抵抗な弱い者に向ける暴力だ。

    けれど母親の事が大好きな子供は、それすらも愛情だと思い込みマインドコントロールされているなど露程も考えない。

    虐待を繰り返す母親に強烈な怒りを覚えていると終盤からの怒涛の展開に衝撃を受ける。
    一気にミステリー要素が強くなり驚きの連続だ。

    しかしどんな言い訳を並べようと親殺しまで追い詰めたのは親だ。

    この世から虐待の文字が消滅する事を切に願う。

  • 2022.12.24

  • なんか、最後の方混乱してわからんかった

  • ミステリー要素いらない。

  • 娘への虐待、ネグレクト、貧しい生活、孤独、生活状況によっては誰もがやるかもしれないと?後半は駆け足で話が進んでしまい、もっとじっくり娘の心境の変化を追いたかったな。

  • 傍で支えてくれる人がいたら回避できた事件もたくさんあるんだろうなぁ、そんな気持ちで読了しました。

  • 最後一気にひっくり返されました。すっかり騙された!

  • いい意味で裏切られた。
    どんなアリバイトリックなんだろうと思っていたらまさかの叙述トリック。騙されたような感覚に陥る。
    でも全体として読みやすくとても面白いと思う。

  • 読み返し系でした。自分は読み返しませんでしたが。読みやすい文章ですが全体的に地味めなキャラクタだったので、もうちょっと読みどころがあると良かったなと思いました。

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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