中野のお父さんの快刀乱麻

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 416
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914619

感想・レビュー・書評

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  • 「中野のお父さん」シリーズ3冊目。今作の途中から物語の中でも主人公の編集者がリモートで仕事をするのが当たり前になっているのだけど、現実の我々の生活様式だとか社会の常識や価値観はまだまだ更新途中なのか、右往左往しているようでもどかしい。
    ともあれ、落語や映画、将棋の小ネタ満載でなるほどの嵐…さすがの面白さで一気読みでした!

  • 謎というか話題に馴染みがなく頭に入ってこないのに読んでしまうシリーズ。この感じは吉野朔実さんの「本の雑誌」連載を思い出す。

  •  お父さんの知識の幅が凄くて、毎回脱帽です。

     お気に入りは「大岡昇平〜」。
     タイトル改変って中々奥が深いんですね。
     そして、買ってきたお弁当を娘と交換して貰うお父さんが可愛かったです。

     今回は落語の話が多くて、ちょっと難しかったです。

  • 書くほうが楽しいんだろうと。

  • 志ん朝さんの大ファンだったので、懐かしく読みました。生でたくさんの演目を見られて、わたしはほんとうに幸せだったとあらためて思わせていただきました。
    中野のお父さん、ありがとう。

  • 菊池寛の将棋小説への疑問、志ん生のCDに隠された
    秘密、小津映画の原作をめぐる謎…。国語教師の
    父と編集者の娘が、本と日常の謎に挑む!

  • 古今亭志ん生さんのエピソードにびっくりです。さすが名人。

  •  たぶん その謎が本当に面白いのかというところの選別が読み手を選ぶのだと思う。読むのは嫌いではないが、なかなかナルホド感がないんだよなぁ。このシリーズは。自分にとって。 

  • 最後の話の終わり方がとても好き。単に個人的に。雑誌連載だからちゃんとコロナもやってくる。井戸から出てくるのは貞子とか。これもうちの娘は最近知ったって。昭和は遠くになりにけるが江戸も向こうに見える。

  • 国語教師の娘で、文芸誌の編集者が佐藤春夫の名前すら知らないってどうなのかな。よく出版社受かったね。
    小説と言うより北村薫の趣味を詰め込めるだけ詰め込んだって感じ。文芸エッセイの延長かな。ー

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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