金融工学、こんなに面白い (文春新書 123)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166601233

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    二一世紀の経済で中心的な役割を果たすとされながら、高度な数学や難解な用語が飛びかい、多くの読者がとまどって敬遠している金融工学。
    本書は、予備知識がゼロでも理解できるよう、数式を用いず、多くのエピソードをまじえながら、「やさしく」「面白く」要点を説き明かす。
    先端金融技術の後進国・日本は、欧米金融機関の草刈り場と言われる。
    ビジネスマンなら避けて通れぬハイテク金融のポイントを楽しく学べる、画期的な入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 金融工学で金持ちになれるか?
    第2章 金融工学のテーマは「リスク」
    第3章 分散投資の原理
    第4章 「ベータ」投資理論
    第5章 先物取引
    第6章 オプション
    第7章 未来を拓く社会的技術

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 4166601237  215p 2000・9・20 1刷

  • 面白かったが、少々難しく書かれていると感じた。

  • なるべくややこしい数式や理論を回避して、ややこしい金融工学の面白さと深さを説明しようとした一冊。著者がややこしい理論を最大限回避しようとしたのは見てとれるが、そもそも金融工学とは(かなり)ややこしいモノなので事前知識全く無しにサクサクと読む進むのは難しいかもしれない。しかし、その辺りの知識(微積分、統計学、ベクトル)が多少でも備わっていて、金融工学に興味のある人には入り口の読み物として最適かと思われる。
    金融工学というとなんだか錬金術のようなイメージで「ややこしい数式を用いて、理論的に金儲けする」みたいなイメージがあるかもしれない。しかし、実際は金儲けの理論なんかではなく地道で忍耐強いリスク回避の理論でしかない。また、その辺の理論は時に全く約に立たないことも著者は理解し説明している。

  • 2010.6.3

    金融の授業とかぶってる部分もあって、良い感じでした。
    リスクの配分。

  • 1/24(日)
    金融工学に登場する基本的な考え方を知ることができた。
    グラフや具体例を用いるなどすることで理解しやすい形にしてくれており、入門として、基本概念をおさえるにはとても良い。
    とはいえ、途中、何箇所か理解困難なものや様々な疑問がわいてしまいました。(これを完全になくすことは無理だとは思いますが・・・)

  • 上手くできてんな。
    使い方によっちゃあこけるわな。

  • 金融工学はお金儲けのためにするものではない。
    今後、社会のあらゆる分野で工学的なアプローチが必要になってくるだろう。

  • 金融工学についての新書です。
    平易で、興味を持つという意味では良いかもしれませんが、案外専門用語も多く、また、分野としても広く浅く、という感じなので、有用性は微妙な気がします。

    それに、そんなに面白いとも思いませんでしたし笑

    入りには良いんじゃないでしょうか。

    萬木

  • 金融工学って、とっつきにくいですが、それはおそらく「工学」ということで理化学的な思考が必要になったのではないかと個人的に思います。この本はわかりやすく解説してあるので、入門の書としてよいかと思います。学問に対する動機として、「面白い」ということは大切だとも著者は説いています。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て2017年9月より早稲田大学ビジネスファイナンス研究センター顧問。専攻はファイナンス理論、日本経済論。ベストセラー多数。Twitterアカウント:@yukionoguchi10

「2023年 『「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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