売る力 心をつかむ仕事術 (文春新書 939)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609390

感想・レビュー・書評

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  • SEJの鈴木会長による商売に関する考え方の書籍。メーカー・小売視点で商品や店舗を捉えるのではなく、消費者視点でどうあるべきかを考えるということだが、自社や取引先のことを考えてしまい、思考停止するところを突き抜けるパワーは凄い。最終的には消費者に受け入れられるのだが、コンフリクトを乗り越えることは難しく、そして大切なことだろう。
    私も、ビジネスパーソンとしての視点だけでなく、常に生活者としての視点を持ち合わせたい。常にフックを3つ用意しておくことで、何らかの突破口が見えてくるだろう。
    行動経済学にもつながるが、人間は利益より損失を気にするというところから、機会ロスよりも廃棄ロスを気にするというのは納得。確かにそういうことをよく見かける。鈴木会長はマーケティングは心理学とおっしゃっているが、正にそうで、消費者心理を理解しないと適切なマーケティングはできないだろう。

  • 【なぜ、セブン-イレブンで買いたくなるのか】断トツの売り上げを誇るセブン-イレブン。秘密は「経済学」ではなく、消費者の購買意欲を刺激する「心理学」を重視することにある。

  • 内容はシンプルながら、それをセブングループで実践している事実を考えると、極意とはシンプルな内容になるのかなと思う。それは「こう思う」という信念を貫きとうせるか。販売戦略も勉強になること多いが、一人間としても真をもった人でありたい。

  • お客様のために、ではなく、お客様の立場でいかに考えるか
    お客様は飽きる、それに合わせて新商品を用意しておく。

  • 8/15読了

  • 「お客様のため」は、自分たちの都合・押しつけ。いかにお客様の立場になって考え抜くかが大事。
    わかっちゃいるけど、つまらない経験が邪魔してなかなか難しい。
    でも、これが徹底してできることが大切。
    変わりゆく消費者心理。成功体験は確かに今後の成長の毒になる。
    過去の経験上、なんて言葉を言う上司のことは疑ってかかるか・・・。

  • 内容が深いとかんじました。視点が勉強になりました。良かったです。

  • セブンアンドアイホールディンングスを飛躍的に成長させた鈴木氏ならではの言葉。

    「お客様のために」という売り手側の勝手な思い込みでなく、「お客様の立場で」「素人の目線で」真に考える
    消費者の行動は理屈でなく、心理で動く
    上質さの中に手軽さを、手軽さの中に上質さをちりばめる
    「最後の一押し」をするために「確認させる」べく接客を強化する
    常に変化する「当たり前」「あるべき姿」を求め、絶えず変化に対応する
    日々挑戦し努力し続けることで、幸運も引き寄せることができる

    よく耳にする言葉ですが、それを本当に実践し続けてきた氏だからこその現在の姿と言っていいでしょう。

  • 面白かった。セブンイレブンすごいなぁ。

  • 売る力はあるべき姿、当たり前を消費者の立場で考えて実行すること

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著者プロフィール

鈴木敏文(すずき・としふみ)
セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO。
1932年、長野県生まれ。1956年、中央大学経済学部卒業後、書籍取次大手の東京出版販売(現・トーハン)に入社。1963年、ヨーカ堂(現・イトーヨーカ堂)へ移る。1973年、セブン‐イレブン・ジャパンを設立し、コンビニエンスストアを全国に広め、日本一の流通グループとして今日まで流通業界を牽引。2003年、勲一等瑞宝章を受章。同年11月、中央大学名誉博士学位授与。経団連副会長、中央大学理事長などを歴任。
著書には『朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言』(新潮文庫)、『売る力―心をつかむ仕事術』(文春新書)、『挑戦 我がロマン』 (日経ビジネス人文庫) ほかがある。

「2016年 『働く力を君に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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