ニッポンの大問題 池上流・情報分析のヒント44 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609642

作品紹介・あらすじ

タブーなき池上解説の決定版。日本のメディアが報じない「事件の真相」が見えてくる!わかりにくいニュースを、どこに目をつければわかりやすくなるか。私なりの「情報分析のヒント」を集めました。これを読めば、いまの日本と世界が見えてくるはずです。(著者「はじめに」より)【主な内容】●アベノミクスの副作用●小泉進次郎に見るプレゼン力●「従軍慰安婦」問題の基礎解説●小泉「原発ゼロ」発言のインパクト●道徳教育、「昔はよかった」は本当か?●日中大激突! 5つのチャイナリスク●シェールガスで「サウジアメリカ」に●北朝鮮ナンバー2処刑で見えた窮状●イランにビジネスマンが殺到する日●巨大市場「ハラル」食品を狙え ほか、合計44の大問題をわかりやすく解説。【目次】第1章 ニッポンの大問題 【集中講義 アベノミクス5つの罠】第2章 トウキョウの大問題第3章 教育の大問題第4章 中国の大問題 【集中講義 日中大激突!5つのチャイナリスク】第5章 アメリカの大問題第6章 世界のモメゴト大問題第7章 新興国の大問題

感想・レビュー・書評

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  • 問題の確認と、対中国のことがやや理解できた。2023年の今読んでもあまり好奇心は満たされなかった

  •  ニュースに出てくる用語は知っていても、その内容はよく知らないという事があります。著者は日本だけではなく世界で何が起きていて、何が問題なのかを解説しています。本書を読むとメディアで報道されているニュースは事実の一面でしかなく、その経緯や背景などを知る事が大切であるのが理解できます。簡潔に書かれているので、時事問題が苦手な人でも大丈夫。日本は外国との繋がりが益々重要になっている現在、本書をきっかけに、様々な問題に目を向けてみませんか?

    京都外国語大学付属図書館所蔵情報
    資料ID:593239 請求記号:304||Ike

  • 2020/08/22 再度

  • 2019/8/26
    あんまりこの本はメジャーじゃないのか、本屋に行っても全然売ってなくて入手が大変でした。
    2014年に書かれた本なので、過去のことではありますが、現代の世界の状況と比較したり検証したりする際の材料として非常に役立つ池上さん流の分析、世界の見方が書いてあります。
    やはり、アメリカ、韓国、北朝鮮、そして中国との関係やそれぞれの国で当時起きていたことは5年経った現代にかなり影響を与えているんだなあと再確認できました。
    特に日韓関係、日中関係については現代から考えた時の復習という意味でも知識だったり考えを改めて学べると思います。
    そして、中東についても同様。やはり宗教がこの地域の人々に与える行動の影響はでかく、現在起きている事件も宗教がらみのものも多数ある中で、それはどうして起きているのかと考える際の1つの指針になると思いました。
    この本でも切り離せない話題として上がってきている宗教は、まだ分からないことも多いですが、引き続き勉強していかないと行けないなと実感。
    宗教が歴史に深く絡んできている、それが現代の状況を作り上げているのは間違いないのでまたいろいろ読みたいなと思いました。

  • 『ニュース、そこからですか!?』『ニュースから未来が見える』につづくシリーズ三冊目。TVよりも毒と皮肉とおやじギャグ多めなニュース解説。みんな気になるアベノミクスの普及ぶりとチャイナ・リスクに多くページ数を割いている。

  • 日本だけでなく世界の44の問題・課題が、コンパクトに纏められている。「これを読めば、いまの日本と世界が見えてくるはず」という触れ込みである。普段ニュースで耳にする問題を中心に、ニュース記事とは違った角度から解説したり、日本人が比較的無関心である問題(国)にもスポットをあてたりするなど、そういった点での面白さはある。ただ、限られた紙幅で44ものテーマを扱っているので、それぞれの問題の背景、因果関係、影響等の解説(これが池上さんの話の面白さに繋がっている)については、物足りない。「ツッコミ」も今ひとつである。健筆家にはよくある傾向だが、後に出る本ほど、内容が薄くなる。そんな傾向すら感じる。
    サブテーマが「池上流・情報分析のヒント44」なので、「興味を持ったら、あとは自分で調べて考えろ」ということかもしれないが、それでは通勤時間やちょっとした合間に読めるという、この種の書物の良さを失ってしまう。多くの複雑な問題をコンパクトに扱っているために、理解がスムーズにいかない点、日本人が無関心であった問題も取り扱っているために、予備知識が十分でなく、問題のイメージが掴みにくい項目も無きにしも非ずである。せめて、地図、図表などを挿入し、コンパクトな紙幅で理解を助ける工夫をしてほしかった。
    もともとは、「週刊文春」の連載であったため、若干のタイムラグ、無理な章立て、「ニッポンの大問題」というタイトルにしてはもっと重要な問題(なぜ憲法9条が生まれたか、靖国問題、自然災害、TPP、格差社会、震災からの復興問題、日本のエネルギー問題・・・)が触れられていない(他の著作に譲っている?)などの問題もある。
    ただ、日本や世界の「諸問題」について、幅広く知識を習得したいという人にとっては、有益な著書のひとつではあると思う。

  • 2016/08/22
    移動中
    少し古い。時事ネタが2年半立てば情報価値は減る。
    でも、振り返りとしては有効であり興味深い。
    歴史観なんてのはある程度落ち着いた方が馴染む。

  • 2016年の今では、数年前の出来事となる内容の本。幾つかの国事や出来事をなるほどと思える解説をしてくれている。

  • 日本の主に外交問題について、池上彰が綴った一冊。

    2014年と2年ほど前だが、外国から見た日本や、イスラム世界などの話は勉強になった。

  • 既読の内容ばかりであった。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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