ビジネスエリートの新論語 (文春新書)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611102

感想・レビュー・書評

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  • 昭和30年代に司馬遼太郎が論語などの一説を紹介しつつ、サラリーマンの処世術的な事を紹介している。

    これを読むと約50年前も現在でもサラリーマンの処世術的なものの本質は変わっていないのだと思った。

  • 論語、ねぇ。司馬遼太郎のサラリーマン処世術を『子曰く』の論語になぞらえているんだろうが、ぜんぜん別物だよね。孔子のような哲学がないから時代の変化に耐えられない。今となっては何の役にも立たない軽いエッセー。
    彼の意外な一面が見られて司馬遼太郎好きには良いのかもね。

  • すでにもう、少し古くなってしまった。
    この時代の人たちには、基本的な教養があったのだろう。

  • 確かベストセラーになったと記憶しているが、自分には何がいいのか、よくわからない。やや難しい漢字がよく出てくるから、読みにくいと感じるのかな。

  •  司馬遼太郎がサラリーマン時代に書いた人生講話を復活。
     サラリーマンを登山に例え、1日8時間をカネのために過ごす。そんな人生ではつまらない。
    「明日のことを思い煩うな、明日は明日みずから思い煩わん」今日は今日、明日は明日。名言とはこうした本質を突く。
    リンカーン「四十を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たねばならぬ」品性その他全ての精神内容が、その容貌に彫塑のノミを振い出す。
    サラリーマンの持つ特性やその悲哀を表現している最たる部分は、「階級性早老」であろう。自然年齢よりも職場年齢で老けてしまうのは、いつの時代も同じだろう。司馬遼太郎が遭遇したあらゆるタイプの人の中でも、ちゃんとした人、立派な人もいる。
     今の会社に入ったら、司馬遼太郎という人格はどう変質していったんだろう。荒削りな文章に、ビジネスエリートになるための大切なことがつかめるというのがウリ。

  • 期待外れ。司馬遼太郎観が変わってしまいそう。正直言って、単に世相を皮肉っているだけの文章にしか感じられない。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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