- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166611102
感想・レビュー・書評
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昭和30年代に司馬遼太郎が論語などの一説を紹介しつつ、サラリーマンの処世術的な事を紹介している。
これを読むと約50年前も現在でもサラリーマンの処世術的なものの本質は変わっていないのだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
論語、ねぇ。司馬遼太郎のサラリーマン処世術を『子曰く』の論語になぞらえているんだろうが、ぜんぜん別物だよね。孔子のような哲学がないから時代の変化に耐えられない。今となっては何の役にも立たない軽いエッセー。
彼の意外な一面が見られて司馬遼太郎好きには良いのかもね。 -
すでにもう、少し古くなってしまった。
この時代の人たちには、基本的な教養があったのだろう。 -
確かベストセラーになったと記憶しているが、自分には何がいいのか、よくわからない。やや難しい漢字がよく出てくるから、読みにくいと感じるのかな。
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司馬遼太郎がサラリーマン時代に書いた人生講話を復活。
サラリーマンを登山に例え、1日8時間をカネのために過ごす。そんな人生ではつまらない。
「明日のことを思い煩うな、明日は明日みずから思い煩わん」今日は今日、明日は明日。名言とはこうした本質を突く。
リンカーン「四十を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たねばならぬ」品性その他全ての精神内容が、その容貌に彫塑のノミを振い出す。
サラリーマンの持つ特性やその悲哀を表現している最たる部分は、「階級性早老」であろう。自然年齢よりも職場年齢で老けてしまうのは、いつの時代も同じだろう。司馬遼太郎が遭遇したあらゆるタイプの人の中でも、ちゃんとした人、立派な人もいる。
今の会社に入ったら、司馬遼太郎という人格はどう変質していったんだろう。荒削りな文章に、ビジネスエリートになるための大切なことがつかめるというのがウリ。 -
期待外れ。司馬遼太郎観が変わってしまいそう。正直言って、単に世相を皮肉っているだけの文章にしか感じられない。