スマホ危機 親子の克服術 (文春新書 1331)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166613311

作品紹介・あらすじ

子どもがスマホを手放さない、子どもがやっていることがわからない。
多くの親がそうした悩みを持ち、どう対応すればよいのか戸惑っている。
そんな「スマホ弱者」の親でも子どもを変えることができる。
多くの実例を取材した著者が、実践的かつ効果的なスマホ教育を伝授する。


第1章 子どもを狙うスマホの罠
──何が危険で、どんな被害に遭うのか
第2章 親が知らない子どもの実態
──新サービスに飛びつく子どもたち
第3章 教育現場の混乱と矛盾
──デジタルを推進するのか規制するのか
第4章 スマホ依存の元凶を知る
──「子どもの現実」に向き合う
第5章 親が子どもにできること
──スマホの問題に親子で立ち向かう
第6章 子どもと親の不安の克服
──親子の関係性を再構築する
第7章 AI社会を生きる子どもたち
──未来をより良くするために

感想・レビュー・書評

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  • 「誘ってください」「パンツいりませんか?」と下着を売りつけようとする中学生も…危険すぎる子どものSNS利用の実態 | 文春オンライン
    https://bunshun.jp/articles/-/48436

    文春新書『スマホ危機 親子の克服術』石川結貴 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613311

  • スマホ利用に対する警鐘は以前から頻繁になされており、こういった類の本は珍しいものではないが、いわゆる「デジタルネイティブ」ではない親世代にもわかるように実際の被害・対処法がまとめられていたため、大変読みやすかった。

    例えば、ご自身の子がいつまでもスマホを触ってしまうときに皆さんはどういう声掛けをするだろうか?
    一度、この問いに真剣に向き合ってからこの本を一読していただくと、大変有用なものを得られると考える。

    子供のスマホ依存に限らず、リーダーシップやマネジメント、恋愛関係など、人生における人間関係の悩み事は数多く存在するが、そこにはやはり共通項がある。
    「相手と対話すること」だ。
    この因数分解を行った後に、初めて具体的な方法・メソッドに向き合えるものだと思う。
    むろんこの本は「スマホ危機」についての概説と実践的ノウハウを教えてくれるが、そこにはスマホ危機以外にも向き合うためのヒントが隠されている。

  • ペアレンタルコントロール、iPhoneの機能制限で第三者にパスワード決めてもらって制限する

  • 著者が数多くのトラブルを調査
    具体的な事例、対応策が実践的
    トラブルに陥る親子の心理状況の元凶まで取り扱っている

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/769308

  •  教員として、GIGAスクール構想が進められ、公立学校に携帯電話の持ち込みが許可できる裁量権が自治体に与えられるなど、子どもを取り巻くスマホ事情を知りたいと思い、購入。自分自身、中3でスマホを持ったが、今は小学生でも持っているし、フォートナイトなどのオンラインゲームは普通に帰宅後に友だちと時間を合わせてやっている状況である。
     しかし、本書にもあるが、フォートナイトは対象年齢が17歳以上である。そうした事実を知っている大人はどれだけいるのだろうか。恥ずかしながら自分も知らなかった。
     まずは、知り、そして子どもの声に耳を傾けてスマホルールをともにつくりあげていかなければ、ますます子どもの健全な発達が妨げられることになる。
     多くの教育委員会や自治体でも、一律に時間制限を設けているが、それを守っている子どもや家庭がどれだけあるか。あまりないのであれば意味はない。より実効性のあるルールづくりをしていかなければならない。
     いずれにせよ、親子できちんと話し合い(学校であれば子どもと教員が話し合い)、ルールを決めて運用しないと、押しつけになって、負の連鎖になるだけである。
     保護者との懇談などでも、積極的に伝えていきたい内容も多くあった。。

  • 娘がゲームをやめない。さあ、どうしようか。
    そんな悩みから選んだ一冊。

    激変する社会を生き抜くためのスマホ教育はどうあればいいのか。

    実例や事件から、なぜ起きたのか、
    子供目線からの実態を学び、親ができる対処法が述べられている。

    一番大切なのは、子供の悩みや苦しみに向き合い、親の本心を伝え、お互い共感できる親子の関係性が再構築できるか。

    難しいが、機械に向き合うより
    やっぱり人と人の問題。

  • 【スマホの罠から子どもを救え!】SNSいじめ、ゲーム依存、性被害……。子どものスマホ利用の実態を知り、親が子どもと一緒に問題を解決する実践的教育法を伝授。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、多数の話題作を発表。出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。
主な著書に『スマホ廃人』(文藝春秋社)、『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』(筑
摩書房)、『ルポ 子どもの無縁社会』(中央公論新社)、『子どもとスマホ~おとなの知
らない子どもの現実』(花伝社)など。日本文藝家協会会員。
公式ホームページ https://ishikawa-yuki.com/

「2018年 『人生を豊かにするスマホとの付き合い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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