竜馬がゆく (7) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105150

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの帰省で見つけた本を備忘録として登録。
    自分でも内容をよく覚えてないのでレビューが書けません。

  • 長崎を拠点に活動を始めた竜馬。亀山社中の財政は火の車だが、竜馬の持ち前の人間味が苦境を乗り越えさせていく。特に水夫火夫達の竜馬への心酔に感動。いろは丸海難事件は、大藩紀州を相手取って多額の損害賠償金を出させた手腕に驚く。後にこの事件が竜馬暗殺につながったという説もあるが……本巻最後にかの有名な「船中八策」! 竜馬が交際した勝海舟などの諸氏から受けた薫陶の集大成だ。土佐藩主・容堂と後藤象二郎とのやり取りは、これも後に批判されたようだが、あの段階では仕様がないものと思った。

  • 面白かった

  • 竜馬の最後の大芝居開演

  • 専門知識、技術をもって他人の褌を借りる。
    やりたいけど、人的リソースがないところ。
    利によって手を取らせる。

    外から新たな技術取り込む。
    知の体系化と認知拡大。
    古今東西から知恵を取り入れるべき。

    言語の壁に当たっているべきではない。
    優れた人物に学ぶべき。

    象二郎、乾、西郷など、なるほど切れものではあるが、敵たる勝に大久保、夷狄にさえ学んだ者の視座の豊かさには及ばずという感。

    大人物に学ぶべき。

  • 既読本

  • 2018/9 7冊目(2018年通算133冊目)やっと大政奉還というキーワードが出てくる。昔歴史で習ったイメージとしては、薩長などの雄藩から突き上げられて幕府が仕方なく大政奉還に応じたという感じがした。だが日本が清やインドのようにならないようにする為という点と、将軍家を守ろうとした点など、どの陣営にも悲惨な結果(幕府と戦うために軍備を補強していた薩摩と長州は貧乏くじを引く羽目になるが)にならないようにする為の策というのが興味深かった。歴史はこの通りに展開するのだが、あと1冊その行方を読んでいきたいと思う。

  • 書かしますけどわかったら…

  • 物語に緩急があって飽きない。(お慶登場、紀州との対立、船中八策)

  • 中岡慎太郎の疲れを知らぬ東奔西走、後藤象二郎との会談での薩長土の同盟へ、そして紀州藩との海難事故、賠償金獲得など、ますます竜馬の存在が大きくなり、痛快になってきます。長崎での女商お慶に陸奥陽之助(宗光)を担保に差し入れて12,000両の融資を受け、船を獲得するあたりは、ホンマ?といいたくなるほど微笑ましく、楽しい話しです。板垣(乾)退助も登場し、役者が揃ってきた観があります。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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