ムツゴロウの放浪記 (文春文庫 108-22)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167108229

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  • 東大生物学専攻、筆で食おうとし、自分の生き方を捜して苦悩した人。「小説を書きたいと思うあまり、気持ちが内向して、本来の個性を失っていた」学ぶべき言葉である。

  • なぜ、ムツゴロウさんはあんなに麻雀が強いのかという疑問を発端に、
    彼の人生に興味を持ち、手に取った。

    その内容は衝撃的で、エリート家庭に生まれた人間とは思えないような
    体験を重ねていることに、現代を生きる自分にとっては衝撃的だった。

    また一つ、本の面白さを教えてくれた。

  • 青春記よりさらに面白い。
    本当に自分はムツゴロウさんにあこがれていたのだなと思う。自由さ、朗らかさ、なんでもできてしまう才能、貧乏も楽しんでしまう楽天家の奥さん、芯のある潔癖さ、優しさ。
    元気をもらえる。

    「何もうしなっちゃいないよ。ムツゴロウよ、ほら、お前が残っているじゃないか」
    これは本当は誰にも言えること。だからすべての人を勇気づける言葉だと思う。

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著者プロフィール

1935年、福岡県生まれ。「ムツゴロウさん」の愛称で親しまれる。その純真無垢にして豊かな感性での動物・自然とのかかわりは大きな支持を得ている。1968年、「われら動物みな兄弟」で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。1977年、環境の文学で菊池寛賞受賞。2008年、『ムツゴロウの東京物語』(柏艪舎)を出版。

「2009年 『ムツゴロウのニッポン物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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