- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167141653
感想・レビュー・書評
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2011.1.28(金)。
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好きな作者の作品。
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最初に手にとったのは学生の頃なので、都合4年余り積ん読状態でした。
4年前は、乙川先生は短編小説というイメージが強くて、長編を読みきらせるには、ちょっと迫力というか、華が足りないんじゃないかと思って、読みきれずにいました。
今回改めて読み返してみると、抑えた筆致ながら、骨太でまったく読み足りないという感じはせずに一気に読みきることができました。
おそらく自分の読解力が、年齢と共に作品に追いついてということなのでしょう。 -
どう終わるのか予想がつかなくて、穏やかなドキドキ感を持続されてくれる。
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この人、大好きです!!
この人の中では「ちょっと…」って感じのコレでも、充分良かったです! -
たった今、読み終わりました。自分の人生をわしづかみして、目の前に突き出されたような作品。強情で、頑固で、自分の進みたい方向へだけ突進する。大学時代にドラムバッグ1つで飛び出した私。けれど、明世にとって「そで」との出会いが必然で、絵の中で生きることが必然であったように、私も今生きていることは全て必要なことだと思える。自分の行く先を、明世によって見せてもらったような気がする。そして、ものすごくもう1つの事を理解した。私が今、選べないのは、どちらへ傾いたとしても、自分の一面のみしか見られないからだ。片方は、あたたかく明るい側面。もう片方は、過去の傷、人生の傷。どちらも私。どちらも大切。どちらも、かみしめていたいと、思う。
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江戸時代、絵を描くことで生きようとする女性の一生を描いた作品。芯の強い凛とした女性像が美しく、私の一番好きな乙川作品。
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私もこの作品が好きです。乙川さんの時代小説もなかなかのものですね。小径さんのお気に入りとは・・・流石、粋ですね。ホウネン私もこの作品が好きです。乙川さんの時代小説もなかなかのものですね。小径さんのお気に入りとは・・・流石、粋ですね。ホウネン2011/02/24
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