新装版 鬼平犯科帳 (6) (文春文庫) (文春文庫 い 4-57)
- 文藝春秋 (2000年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167142582
感想・レビュー・書評
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この巻も良かったです。どの話も平蔵らしいおさめ方で、安心して読めました。特に『大川の隠居』等で、平蔵のお茶目な面も見られて楽しかったです。
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今回収録されている話は、
「礼金二百両」、「猫じゃらしの女」、「剣客」、「狐火」、
「大川の隠居」、「盗賊人相書」、「のっそり医者」の七篇。
「礼金二百両」は、話の冒頭で火盗改メの運営資金捻出について触れられている。仕事内容に反比例するような予算額のため、長官に就任した者の私財を売らないと十全な捜査ができないというのは、誠に大変な話。「寛政の改革」の時期にあたり、倹約が尊ばれたのだから、さらに困難といえる。
「剣客」は同心沢田の剣の強さを実感できる話。お気に入りのキャラになった。酒井祐助もいいけど、沢田小平次の出番もこれからさらに増えるといいなぁ。
「のっそり医者」は敵討ちに関係する話だが、1巻の「暗剣白梅香」と同様、仇を探す方が徐々に暗黒面に落ちていく。一人で仇を探すのって、この時代では絶望的ともいえよう。 -
鬼平も人の子なんだなぁーって思える「大川の隠居」はつい、くすっと笑っちゃうそんなお話で好きだ。
登録してないけど、1巻以降順番に消化中。一応都内在住のため江戸の地理(ってほど立派じゃないけど)が頭にあるからそこも楽しめる。
そして無駄に「天下繚乱」のルルブが欲しくなる罠。 -
20120914 文句無し。面白い。みんなが生きているようで話しがどんどん進んで行く。
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大川の・・・、テレビ版では大滝秀治さんがやっていたよなー。
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913.6 イ (6) 登録番号8911
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この巻は本当に充実の一冊。様々な魅力の話が詰まっている。地味なのも派手なのもどれも良い。
鬼平はいつも通り格好良い。おまさメインの《狐火》が緊張感あって切なくて好き。 -
「大川の隠居」が良い。ほのぼのとした温かみから、安心感が伝わってくる。11.8.14
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読書完了日2010年10月10日。