無影燈(上) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167145194

感想・レビュー・書評

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  •  あのときめき

  • ドラマ化された。渡辺淳一の他の小説のようなエロスはない。感動的。

  • 直江医師がとにかく魅力的

    端整な顔立ちだけど、いつも蒼ざめていて
    どこか影りがある・・・

    まあ、とにかくモテるんですよ。

    黙っていても女性の方から次々と言い寄られるタイプ

    こんな外科医がそばにいたら、私もきっと惹かれてしまうだろうな。

    ラストで直江医師の秘密が明かされるのですが、
    もう涙が止まりませんでした。

    本でこんなに泣いたのは久しぶりです。

    直江は女性に対しては勝手だったかもしれないけど
    切ない終わり方です。

    倫子はこのあとやっぱり直江の子供を産み育てるのかな・・・

    それにしても、ブドウ糖に止血剤を混ぜて輸血に見せかけるなんて、現代でもこうした見せかけの治療を
    行っていたりするのでしょうか?

    直江は本人ではなく家族が納得する「死に方」が
    大切なのだと言いますが、直江の最期は
    家族や倫子が納得できるものだったのでしょうか??

    渡辺淳一さんの作品は「失楽園」のような
    どろどろした不倫小説のイメージがあったのですが、
    「無影燈」はそんな要素もなく一気に読めます。

    勧めてくださった方に感謝です

  • よくある不倫ものと思いきや、やはり医療現場に手が入っているため、ぐっとひきこまれます。ドラマを見ていた影響かもしれないけれど、中居くんはやはりぴったりだった。

  • 失楽園 愛の流刑地 鈍感力 の渡辺淳一
    白い影でドラマ化(主演中居くん)見てないけど。

  • 中居正広主演「白い影」の原作

  • 白い影の原作本(上)

  • 中居正広主演「白い影」原作本。

  • ドラマ「白い影」の原作。
    死に直面してなお医療に携わる医師の姿をクールに描いていて(*゚∀゚)ィィ!!

  • 舞台が結構昔なので、設定に古くささは禁じ得ませんが、全体としては、医療とはどうあるべきかや、人間のエゴや死生観について鋭く描かれているし、話のテンポもいいので、一気に読めてしまいました。
    読み応えはあります。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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