春朗合わせ鏡 (文春文庫 た 26-10)

著者 :
  • 文藝春秋
3.89
  • (19)
  • (36)
  • (23)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 229
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167164126

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • だましえ歌麿、おこう紅絵暦に続く第三作目。
    左門、一之進、おこうを手助けする番頭的キャラクター。
    彼もまた名探偵だった。

  • 全1巻。
    「だましゑ歌麿」
    「おこう紅絵暦」に続く、
    スピンオフ第2弾。
    http://booklog.jp/users/bullman/archives/4167164094
    http://booklog.jp/users/bullman/archives/4167164116

    時間軸としては「おこう紅絵暦」の後。
    が、
    続編ってよりスピンオフ。
    今度は主人公が春朗。

    「おこう紅絵暦」と同じく
    一話完結の市井もの。
    ミステリ色は少しだけ弱まり、
    ちょこっと人情味アップ。

    前作よりは人間味にあふれ、
    バカで楽しい男達の世界が
    すごく気持ちいい。
    やっぱ著者は男書いてなんぼな気がした。

    新キャラたくさんで、
    どんどん「だましゑ歌麿」からは
    遠ざかってる。

    いい味出してた新キャラは、
    実は「だましゑ歌麿」の前、
    「京伝怪異帖」って話のキャラらしい。
    シリーズってより
    仮面ライダー商法って感じかねと思った。

  • 蘭陽かわいい。がたさんは和む

  • 若き日の北斎のお話

  • 登場人物や背景はとても良いが、ストーリーのインパクトが薄い。

  • 2010.04.13 読了

  • おこう歌麿呂のシリーズと京伝シリーズをつなげる一冊。おこう歌麿呂京伝の順に読んだので登場人物がわかっていてとても読みやすかった。春朗(北斎)の生い立ちや家族のことなどがいろいろと明らかになりそういう意味でも興味深かった。短編の連作なのであっさりと楽しく読めます。

  • 「京伝怪異帖」からのシリーズの四冊目。ついに春朗(=後の北斎)が主役の短編集です!イエーイ!
    今回は「京伝怪異帖」で活躍した美形の元女形・蘭陽が登場でファンとしてはすごく嬉しかったです!春朗とのコンビがニヨニヨしちゃう感じで何ともよかった。河でひろわれて春朗と同居することになるがたさんもいいキャラです。

    もうちょっと春朗の性格ははちゃめちゃのが北斎っぽい気はするのですがこのシリーズで描かれる春朗もかわいくて好きです。
    次の作品は蘭陽が主役だそうでとっても楽しみ。

  • 『だましゑ』シリーズ第三弾。ここから入っても楽しめますが、
    『だましゑ歌麿』『おこう紅絵暦』を先に読んでおくとより楽しめると思います。
    今回の主役は後の葛飾北斎つまりは春朗。
    絵師のはずなのに隠密みたいなことばかりやらされるわ
    新たな登場人物"蘭陽"さん(注:おネェ)にからまれまくるわでさァ大変とそんな一冊。

    なんかもう新たな登場人物"蘭陽"さんと"春朗の親父"さんのおかげで
    ものすごくとんでもないことになってきたような気がするけど気のせいかな!!
    もっとも、面白いから自分は一向にかまわないのですが……!
    これなんて江戸時代ラノベ?って感じの軽妙な面白さですねぇ。

  • 最初の話はちょっとなぁ。
    地獄宿での描写が私にはきつすぎて気持ち悪くなってしまった・・・
    他の話はどれも面白かった!
    「いのち毛」が一番いいかな。

全25件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋克彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×