- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167169329
作品紹介・あらすじ
処刑を目前にした死刑囚と面接委員との心の交流を描いた表題作はじめ、生と死のドラマ十篇。「鳳仙花」「苺」「島の春」「毬藻」「凧」「高架線」「少年の夏」「赤い月」「破魔矢」収録。(曾根博義)
感想・レビュー・書評
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死を目前にした人間の心のうちがどんなものか。表題作「メロンと鳩」は考えさせられるものがあった。「苺」もおもしろかった。
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近年まれにみる名作短編集。刑に服している方々が登場します。
どのお話も、詳細が記されているわけでもないのに、なぜか引き込まれ、その人となりが浮かんでくるから不思議。
最近はひとりで「吉村昭祭り」なるものを開催し、同氏の本を大人買いしているのですが、そうせずにはいられないほどの魅力が、同氏にはあるのです。 -
死というものが実に客観的に描かれています。いまひとつ入り込めなかったのは、世代の問題か、感覚の問題か。
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吉村氏の生と死シリーズ。こっちは読む人を本当に選ぶと思う。昨今の死刑囚はなんともアレな人が多いけど、この作品における死刑囚は本当に人間味を感じる。
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2011.10.11(火)¥230。
2011.10.13(木)。
短編集。メロンと鳩、鳳仙花、苺、島の春、毬藻、凧、高架線、少年の夏、赤い月、破魔矢。 -
薄気味悪い。