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- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167169350
感想・レビュー・書評
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破滅への物語。
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2012.5.27(日)¥200。
2012.6.29(金)。 -
「沖合に座礁した船の積荷は村のものとしてよい」。この慣例に従い、座礁した幕府御用船の米を奪った波切村の悲劇。積荷の略取、隠匿がバレて、村人数百人が捕縛・詮議され、村役ら十数人が死罪となった。
江戸時代にあった実話を、架空の主人公・弥吉の目を通して描く。
完璧なはずだった村の隠蔽体質と利益共有が、異分子の排除によって小さなほころびを見せ、ついには破滅的な事態を招く。 -
いろんなものが満足に買える今からすると
だましてものを取るなんて、と思いますが
自分が生きるために、家族を食べさせるために
このように皆生きてきたんだと、人間臭さを感じます。
でもやはりお天道様はみているんだなということですね。
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江戸末期に本当に起こった話。幕府の御用船から米を奪った村人たちの破滅が、途中でやめられない緊迫感をもって描かれている。