わたしのグランパ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2002年6月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784167181116

みんなの感想まとめ

心温まる家族の絆と冒険が描かれる本作は、中学生の珠子とその祖父「グランパ」の物語です。グランパは、周囲から慕われる魅力的な存在で、彼の男気溢れる行動が珠子を助ける様々な場面が展開されます。物語は、いじ...

感想・レビュー・書評

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  • 一本筋が通ったおじいちゃん。周りに自然と慕われる魅力が溢れる存在。最初こそ王道のハートフルな問題解決ストーリーで面白い。後半のドタバタアクション映画さながらの展開にワクワクもする。
    孫にも遺伝でしょうか?おじいちゃんから受け継がれた意思の強さがチラホラと見えています。

  • 娘、筒井康隆デビュー「わたしのグランパ」

    中学生の珠子と、男気溢れる祖父「グランパ」の交流。
    正当防衛?で人を殺め、10数年ぶりに出所してきた「ゴダケンさん」こと五代謙三が、家族の困惑をよそに街の問題を飄々と片づけていく。
    いじめにあっていた孫娘の窮地を救い、地上げ屋と渡り合い、最後は因縁のヤクザと対決する。

    若者向けの本作でも著者の持つ毒、ダンディズム、温かさは健在。子どもにはまだ早い話、を変にぼかさずにさらっと語る。筋書自体は筒井流ドタバタ劇と言えばそうだし、リアリティというよりはおとぎ話。それがいいのだ。

    菅原文太とデビュー当時の石原さとみで映画化もされているらしい。

  • 【古書】半日で読み終えた。可愛い中学生女子と刑務所帰りの祖父という舞台設定。彼女がいじめにあったり、校内暴力や地上げという時代背景に身を置く中で、グランパが果たす役割が心地よい。こんなグランパが身近にいることが羨ましくなる。しかし、グランパの最期が悲しくも清々しい。珠子の涙に絆されて、思わず涙が流れてしまった。古書でしか手に入れられなかった本書を読んで良かった。

  • 初めて本を読んで泣いてしまった…

  • 知らないで読んだら筒井康隆だと誰も思わないのではないかと思う。ジュブナイルも書いてたんだよなあとしみじみ。なんだかんだ器用な人ですよね。さらりと読めます。映像ではおじいちゃんが菅原文太だったかな。

  • グランパという呼び方がいいなと思った。

  • 1999年刊。中学生の珠子の前に刑務所帰りのグランパ(祖父)が現れる。『時をかける少女』以来のジュブナイル小説。ややストーリーの転換が部分的に強引さを感じるが、孫と祖父の独特の距離感がいい。

  • 奇抜。映画化もされているので、そちらも是非観たい!何気なく手に取った本だったから、その衝撃が凄まじかったのを覚えている。感動と衝撃でした。グランパかっこいい><vV

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「感動と衝撃でした。」
      ですよね!
      「感動と衝撃でした。」
      ですよね!
      2013/07/16
  • 刑務所帰りのおじいさんがカッコいい。こんな男に恋したい。映画では菅原文太が演じていた。たしか石原さとみはこの映画でデビューしたのでは?

  • 筒井康隆が書いてもSFではない

  •  1999年第51回読売文学賞受賞作。
     刑務所帰りの祖父が突然帰ってくる。それまで一緒に暮らしていた祖母は嫌気がさして家を出ていく。しかし、祖父は敬遠されるどころか、街の人たちには慕われ、主人公自身が抱える問題も解決していく。
     少し現実離れした設定が面白いエンタメ小説といった印象。一気に読めてしまう。

  • 20240412

  • 短編小説だったけど、家族の絆が現れている作品でした。筒井さんの小説は時に描写がグロテスクなんだけど、虚構ではなく現実に入り混じってくるような感覚を本の中で味わうことが出来るところが良いところ。

    最後のシーンでは自分の亡くなった祖父母を思い出し、自分も幸せにならないといけないと思いました。

  • 思ってた以上に薄い本ですぐに読み終えてしまった。
    グランパと珠子の距離感が、ほどよくステキな関係だった。
    グランパが筋が通っていてカッコいい。
    グランマのグランパが好きだから、離れたという気持ちもよくわかる。

  • 刑務所を出所したおじいちゃんと孫娘の心温まるやり取りや痛快な事件が、読んでいて小気味好く楽しめるジュブナイル作品。

    だけどねー。
    優しい筒井康隆には、正直それほど惹かれないのよねー(笑)。

    毒っ気と風刺溢れる筒井節を味わう前、10代前半に読むのが素直に楽しめて感動できるような作品です。

  • とにかくおじいちゃん、人望がすごい。
    迫力もあった。
    映画も面白かった。

  • 第51回読売文学賞小説賞受賞作品 小説らしい小説。読み易く、登場人物のキャラも立っている。世間的に「昭和は良い時代だった」と言われる時代の生き字引みたいな祖父の生きざまである。老人はどこか芯が強い。老人の言葉は大切に聞かなきゃである。解説のこの作品は「声に出して読みたい小説」とは的を得て妙であった。

  • 珠子は祖父にまだ会ったことが無い。
    どこか遠くにいると言い聞かされてきたが、父親の日記を盗み読んで「囹圄」にいると知る。
    「囹圄」とは?

    祖父が帰って来ることになり、なぜか祖母は逃げるようにおじさんの家に行ってしまった。
    いったい珠子のおじいさんって・・・。

  • 朗読cd

  •  ムショ帰りのグランパが街の人々に大いに受け入れられ慕われているのは物語ならではかもしれないけど、彼の人柄をもってすればあり得るかもと思えるほど、彼は粋で一本筋が通っていてお洒落で格好いい人だ。珠子が初対面にも関わらず信頼を寄せ大好きになるのもとてもよく分かる。
     それだけにラストの方は辛く涙が出た。そして登場人物と同じく、グランマの気持ちもその時になってよく分かった。切ない。彼はこれからも代々語り継がれる伝説の人になるのだろう。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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