ハイダウェイ (文春文庫 ク 5-8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167309459

作品紹介・あらすじ

雪の山道のドライブ、厳寒の川への転落、夫の溺死。そしてその夫は緊急蘇生プロジェクトの実験台に…。幼い一人息子を失って以来夫妻にとって死は身近なものだったが、死よりずっと怖ろしい暗闇の世界がそこに待っていようとは。日夜をわかたぬ悪夢との闘いの果てに、この世のものならぬ"悪"の隠れ家(ハイダウェイ)での対決が。

感想・レビュー・書評

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  • 奥付を見ると1992年とあるからクーンツとしては最近の作品であり、もはや大ベストセラー作家としての地位を確立した後の作品であるのだが、どうも歯切れが良くない。初期の作品群に顕著に見られる、盛り上げるだけ盛り上げといて結末が何ともあっさり、というか呆気ないという特徴ほどではないにしろ、あれほどヴァサゴとハッチとのシンクロニシティで恐怖感を盛り上げておきながら、対決が単に十字架で殴りつけて終わりとは何とも情けない。最後の最後で裏切られたとはこのことだ。
    しかも悪い意味で。作者としては、彼ら2人のシンクロニシティにまずオカルトめいた雰囲気を提示しておいて、ストーリー半ばで地獄から蘇ったヴァサゴがナイバーンが蘇生法で蘇らせた我が息子であることを示し、更にこのことでヴァサゴとハッチのシンクロニシティに一応の根拠を持たせ、これでファンタジーから現実レベルの域にまで引き落とす。しかし最後の最後でウリエルとヴァサゴという名前を出すことで、やはりオカルトだったのだという二重三重の構成を持たせたのだろうが、全然効果が出ていない。はっきりいって、最後のウリエルVSヴァサゴは蛇足だ。
    こんな真相なんていりません。なんともまあ、すっきりしない結末でした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    雪の山道のドライブ、厳寒の川への転落、夫の溺死。そしてその夫は緊急蘇生プロジェクトの実験台に…。幼い一人息子を失って以来夫妻にとって死は身近なものだったが、死よりずっと怖ろしい暗闇の世界がそこに待っていようとは。日夜をわかたぬ悪夢との闘いの果てに、この世のものならぬ“悪”の隠れ家(ハイダウェイ)での対決が。

  • 冒頭からの掴みの強さが異常。のっけからガンガン小説に引っ張られる。もう少し短くてもよかった。

  • ハイダウエイってのは「隠れ家」とかいう意味らしいです。<br>
    これもダメでした。文章はキライじゃないんだけどなー。クーンツだめかもワタシ。この展開でもろにゴシックホラーな内容だったら面白いのに…なんかSFちっくでした。

  • 99mmdd以前読了

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