- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167451059
感想・レビュー・書評
-
はじめての折原一さん、するする読みやすかった。
2つの話がいい具合に絡み合って、どんどん引き込まれた。
ラストの種明かし?が一捻りふた捻りで最後の最後まで楽しめた。
しかし…自分の名前を明かさずに裁判、懲役、出所なんて出来るのかな?もし出来たら前科なしで社会復帰?この発想がすごいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真相は単純。
素直に言えば意外性もない。
だけれど、折原先生らしさのある目線の切り替えを楽しむことが出来ました(慣れていない人は疲れるかも?)
折原先生の作品に慣れすぎちゃったかな……
でも楽しめているから、ヨシ♡笑
それにしても『冤罪者』以降あの人物はレギュラー枠なのか?(笑)
-
H29.04.29 読了。
初折原一作品。
たまたま図書館で見かけて借りてみた。
どんなどんでん返しかと思いきや、
なんだこりゃ〜。。。
うわー、すごい!という裏切りはなかった。
長々と読んでこんなオチかーい!
と微妙な気持ちだった。
というか、頑張って読んだのに、
何故かたくなに「沈黙」したのか、
いまいち分からなかった。
祖母の為?
にしては無理がある。
うーむ。 -
比較的軽い罪で逮捕された男は、なぜ頑なに素性を隠すのか?
同時進行していく一家惨殺事件との関連はあるのか?
物語は事件をノンフィクション作家が取材しているといった形で進行しているので、作家自身の視点もあり、インタビュー相手の視点の場合もあり、そのときどきによって視点が変わっていく。
折原さんの物語ということで伏線や仕掛けがあることを承知しながら読み進んだ。
終盤まで読者を振り回す筆致力といい、展開の妙といい、物語に引き込まれていった。
だからこそ思う。
「これが動機?」と。
意外な結末を期待していたが、まさかこんな残念なものだったとは。
あまりに弱すぎる動機に到底納得できず、表向きはこの動機になっているけれど本当は別の意味が隠されているのでは?などと思ってしまった。
より折原さんらしい物語を読みたくなる・・・そんな一冊だった。 -
折原一「沈黙者」
ルポルタージュ形式で書かれた部分が合間に入って混乱を誘う、折原一お得意の感じ。「冤罪者」と比べテーマがわかりやすく一貫していて、すっきりと読みやすかった。
ミステリーだって、犯人を推理する以前にストーリーとして面白くなければならないと思うので、そういう意味では〇〇者シリーズでは今のところ一番面白かった気がします。
まだあと1タイトル残っているので、楽しみです。 -
「沈黙してないで早く言えよ」とずっとなってしまったので楽しめてない証拠かもしれない
-
ストーリー 3.0
キャラクター 3.0
読みやすさ 3.3
衝撃度 2.9
読了感 3.0