燃える地の果てに 下 (文春文庫 お 13-3)

著者 :
  • 文藝春秋
4.02
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本棚登録 : 201
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167520038

感想・レビュー・書評

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  • ギターと軍隊が絶妙。舞台が日本でないのもなお良い。完ぺきに回収。モヤモヤなし。

  • こんな事故、現実にはありえないでしょ!と思いながら読んでいたのに、実在した事故だった。「パロマレス米軍機墜落事故」
    水爆4個も積んでの飛行も信じがたいのに、空中補給って…。プルトニウムで汚染された土地に住み続けて、農業も再開したのか!とか、そんなことばかりが気になり前半はなかなか入り込めなかったが、後半そこは無理やり納得してスパイ探しに集中した。まさかのあの人!予想をかすりもしなかった。さすが!お終いの謎ときに頭が混乱。あの人とこの人の人生が入れ替わって…。そして、悲しい事実。水爆を甘く見てはいけない。当時の認識ってこんなものだったのか。

  • 3~4年前に読了

    逢坂氏お得意のスペインもの、主人公は若く希望に満ち溢れ、行動的で感情移入に容易い。アクション色も濃く長編を一気に読み通せます。

    そして逢坂剛氏を読みなれた人にこそ、ラストを楽しんでもらえることでしょう…氏の力量にただただ茫然自失、拍手喝采。

    • chie0305さん
      しろさん、お薦めいただいてありがとうございます。しろさんとは違うツボにハマって読んでました。逢坂さん、こういうのも書かれてたんですね。面白か...
      しろさん、お薦めいただいてありがとうございます。しろさんとは違うツボにハマって読んでました。逢坂さん、こういうのも書かれてたんですね。面白かったです。
      2017/11/02
  • 逢坂剛お得意のスペインと核爆弾落下という史実をおりまぜて、素晴らしい作品を書き上げています。デビューしてから10数年の作品だと思いますが、このレベルを維持しているのは脱帽です。ぜひぜひお勧めします。

  • 面白かったー!
    ラストそう来たか!
    叙述トリックそのものにも成る程と思わされましたが、話自体が文句なしに面白い。
    この作家さんの本は沢山積んであるので、他の本を読むのが楽しみ。

  • 一気に読み進めましたが、最後の最後までこのラストは想像してませんでした。すごいなぁ。

  • 2016.4/6〜10。逢坂剛2作目。前半は展開が少し遅いかなぁと感じたが、それでも飽きることはなく。しかし下巻に入ってからのスピード感、展開がすごい。過去と30年後の現在がどう交わるのか。スペインに行きたくなる。

  • スパイの正体はわかりやすいが、結末には納得。
    トリックはミステリ的には普通かもしれないが、小説としておもしろかった。

  • 文句無しに面白かった!一気に読ませる圧巻のラストは、どう表現して良いのやら。読んでいただくしかない。

  • 面白かった。
    この結末は予想出来なかった。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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