- Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167527020
感想・レビュー・書評
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ピンチに相手の懐に入り、ダイレクトに交渉しに行くライアンの勇気と度胸に感動。そこでの話す内容にまた感動。今までアメリカに尽くしてくれたアセットを決して切り捨てようとしない奴ら。
また敵側にあってもプロとして働くゴロフコにも共感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容 :
クレムリンの枢機卿(Cardinal of the Kremlin, 1988)
ソ連の高官に潜むスパイ「枢機卿」が危機にさらされる。
ソ連国内の枢機卿救出にライアンが乗り出す。
著者 :
トーマス・レオ・クランシー・ジュニア(Thomas Leo Clancy, Jr., 1947年4月12日 - 2013年10月1日)は、アメリカの小説家。
軍事や諜報活動を扱うテクノスリラー小説を数多く執筆し、また自身の名を冠したテレビゲームの監修も務めた。 -
SDI交渉を軸にクレムリン内の権力抗争とキーテクノロジーを巡るスパイの確執を描いた作品。
下巻においては、一見あり得ないような大胆な工作活動により交渉と権力抗争を有利に運ぼうとする思惑が激しく交錯する。
クランシーが用意した結末は、相変わらずでかなりびっくりではあるが、読むものも一応区切りをつけられる内容となっている。
実際SDI構想は、レーガンが演説のべた人類の歴史を変える(ソ連崩壊)ことには成功したが、アメリカ財政の双子の赤字の一つとなり頓挫する。事実は小説の暗示する方向へは進まなかった。 -
レーザー兵器の実現に向けてCIAとKGBの諜報戦。アメリカで、アフガンで、そしてモスクワで。そんなことを考えるか!? と思えるジャック・ライアンのウルトラC級(死語)の策略と行動には驚愕。
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若き日のフォーリ夫妻の活躍も見所。
映画でエドが死んだ時には、ビックリした(笑) -
枢機卿から送られたファイルがKGBに渡ってしまい、単身でKGB議長に会見を求めその身の救出にかけるライアン!
ジャックライアンシリーズのおもしろさはすべてが後の本への布石となっており、緻密に関連しながら壮大なストーリーを作っている点と、ライアンの出世劇がだいご味なのでできれば順番に読んで欲しい。