陰陽師 天鼓ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-24)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528249

感想・レビュー・書評

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  • シリーズを読み始めた当初、晴明の能力に惹かれたが、いまは博雅の雰囲気に、まさに晴明の様に惹かれてきますね。

  • 『炎情観音』の康子が不憫でしたが恨みとは言え仏像に噛み付くのは罰当たりとか思わなかったのだろうか…。
    あの穏やかな蝉丸の過去が明かされた『逆髪の女』にも衝撃を受けました。不憫に思っても離れた心は戻せない、心は渡せないけれど生命はあげられた、と遺体に語りかけるあたりで現在の蝉丸の姿が見えました。
    彼が亡くなった時にどんなことになるのだろうか。

    『霹靂神』がほのぼのとしていてほっとします。

  • 「器」が悲しかったなあ。子どもが犠牲になるお話は辛い。

  • 自分でも意外だったんですが、夢枕獏作品を読むのは初めてでした。
    五感にダイレクトに伝わってくる文体が好みど真ん中。
    他作品も読んでみたいと思いました。

  • NHKのヒストリアで、陰陽師の特集を見たあとだったので、余計に面白く感じた

  • 盲目の琵琶法師、蝉丸は美しくも怖ろしい女に取り憑かれていた。空ざまに逆立つ髪、睨むよう見つめる眼―その異様なる気配を感じながらも、蝉丸は敢えて女を落とさず憑く侭にしているというのだが…。一体なぜ?女を哀れむ蝉丸が、ある夜、晴明と博雅を前に語り始めたその哀しい過去とは!?「逆髪の女」など全八篇を収録。

  • 最近やけに博雅と笛を絡めたお話が多い気がします。

  • 20140118 パターン化して来たけどつい読んでしまう。約束があるからまとまるのかもしれない。

  • 2013/05/31 いつもの安定感。

  • ☆3.9
    あっさり読めて面白い。清明・博雅、いつも通りの二人。
    それにしても博雅は素直な良い子(?)だなぁ。これだから清明とも付き合えるんだろうとおもってしまう。

    「ゆくか」
    「ゆこう」
    「ゆこう」
    そういうことになった。


    の流れが好き。

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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