- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167542030
感想・レビュー・書評
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何故こんな感覚的な小説を書けるんだろ!
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別れるための旅行。
大人の別れ。
悲しい。
潔い結子さん。潔さも悲しい。
最後のタクシーの別れのシーン、泣きました。
京都、雪、別れ…美しい -
男だって、老いていくことは悲しいぞ。
ましてや美しい女なら、さぞかし。 -
恋を終わらせるため、冬の京都へ4日間の旅に出た結子と八歳年下の正臣。
別れを切り出したのも結子なら旅を提案したのも結子。正臣にはその理由が分からないまま残された時間は刻々と減っていく・・・。
主人公の結子が40代だからか、この恋が不倫(正臣には妻子がいる)だからか、すべての心理描写に寄り添って読むことができなかった。しかも結子の性格が理屈っぽいというか堅物というか可愛げがないというか(言いすぎ?)なぜここまで正臣に愛されたのかが謎であった。この作品は読むべきタイミングというものがあるのかもしれない。 -
美しすぎる別れの舞台。
その情景描写が丁寧で、一層切なさを掻き立てる。
正臣の体をいとおしげに、丹念に洗うシーンが何とも切ない。
お互いを思いあったまま別れを決断した結子の潔さが素晴らしく、
そして悲しい。