受け月 (文春文庫 い 26-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167546045

感想・レビュー・書評

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  • 7つの短編のどれもに野球が関係している。野球のことを全く分からない私だけど、いいスポーツだな、、としみじみするような小説でした。個人的に、こういう短編はとても好き。私にとっては間違いなく星5つの評価です。受け月に願い事をしたくなる。

  • キャッチボールと通して親子、友人関係の素晴らしさがわかる。

  • 大人の流儀を読んで、エッセーだけじゃなく本流の小説も読んでみようと手に取った。

    どの作品も面白くはあったが、あっさりって感じ。野球を知っている人の方が楽しめる作品だと思う。

  • 伊集院静が直木賞を取った時の短編集。表向きの共通したテーマは野球なんだけど、すべての主人公が何らかの喪失感を持っており、強さと痛みが入り混じりがどれもベースにある。「いいね」とばかり言っているソーシャルメディアが喪失感を表現できる日が来るのかなんておもってみたり。

  • 初・伊集院静。どんなものかと読んでみました。
    野球をキーワードにつづられた短編集。
    う~ん、この本だけで好き嫌いは決められません。悪くはないけど、夢中にはならない、そんな感じ。

  • 言葉の紡ぎ方が繊細。野球好きの人は共感できるはず。彼のほかの作品も読みたい。

  • いきなり回想シーンになるのが苦手。話しもそれなり。読後感も大した余韻はない。


    でも、読んでいてやではないんたよな

  • 短編だったけど、どれもすべておもしろかった

  • いいお話だと思うけど、ちょっと相性が悪かったかも。途中で読み飛ばしてしまった。

  • 浦野所有。

    リトルリーグ、高校野球、社会人野球、そして草野球と、野球を愛する人々の人間ドラマを描いた7編の短編集です。

    何がいいって、書き方がいいんですよね。何かと、いわくありげな登場人物が出てきて、現在と過去が交錯しながらストーリーが進んでいくというのが基本パターン。そして野球を接点にいろんな人がつながっていくという、暖かさに包まれる作品群でした。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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