街の眺め (文春文庫 う 9-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167553012

感想・レビュー・書評

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  • 外出自粛が、解除されたが、家から出るのが億劫になっている。
    本箱に、未読の本がまだまだ、あるし、読んだのに、忘れている作品が一杯あることに気付いたからだ。

    この本も、帯に「毎日同じ景色ばかり ながめていませんか」と、書かれている。
    平凡な生活が、如何に大事か・・・を、コロナウイルス騒ぎで、世界が、一遍して、毎日の同じ風景が、異色の物になっていると、思いながら、本を手に取った。

    古い本で、1993年発行の物である。
    昭和の良き時代の、短編集である。

    ニガウリの話など、、、今や、ゴーヤと呼ばれて、スーパーでも、家庭菜園でも、簾替わりに植えているおうちもある。

    赤い公衆電話。ペンパルなんて、今の平成時代の方には、わからない言葉であろうと、、、、と、思いつつも、こんなにも、色んな風景、家族間を良く描けたものだと、思いつつ、昭和どっぷりの私は、読みながら、楽しんだ1冊である。

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著者プロフィール

1937年生まれ。岩手県出身。立教大学卒業。出版社勤務を経て作家に。69年「雪洞にて」で文學界新人賞受賞。他に『家族の肖像』(新潮社)、『欅通りの人びと』(講談社)など。

「2022年 『だれもが子供だったころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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