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- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167640033
感想・レビュー・書評
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「たとい、この先、何が起ころうと、それはわっちが決めたこと。誰でもない、わっちが一人で決めたこと。後悔はしませんのさ」と、老舗の後添えの話をぴしりと蹴る文吉。
後悔しないために大事なことは自分で決める、というのは自立して生きるための基本だと思うけど、こんなふうに言い放たれるとじんとする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平岩弓枝さんの『御宿かわせみ』シリーズが好きなら、このシリーズもきっと好みに合うよ〜、と勧められて読み始めた髪結いの伊三次の捕物帳もこれで3作目です。<br>
前巻でこじれていた伊三次と深川芸者のお文の仲が元の鞘に収まったので、やはり気になるのは伊三次と同心の不破との関係でした。こちらもようよう元に戻ってホッとひと安心。<br>
おみつがお嫁にいってお文の女中さんがおこなに変わったかと思うと、お文が深川が離れることになったりと色々変化が訪れています。<br>新しい顔ぶれも出てきて、さてこれから伊三次たちがどうなるのか? 次の巻が楽しみです。 -
捕り物シリーズですが、登場人物の人間関係がおもしろい