指紋は知っていた (文春文庫 セ 1-1)

  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651442

作品紹介・あらすじ

指紋が万人不同であるとして個人識別法に採用されたのはインドが最初だった。その陰には、手柄を競う男たちのドラマがあった…。英国がインドをどう統治していたか、その過程で指紋が重要性を持つようになり、分類法がどう確立されたかを丁寧に追う、指紋鑑定法開発をめぐる英領インド版「プロジェクトX」。

感想・レビュー・書評

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  • 第114回アワヒニビブリオバトル テーマ「誕生日」で紹介された本です。ハイブリッド開催。
    2024.5.7

  • 図書館で。
    指紋が一人ひとり違うとか、指紋で人物を特定するとか今では当たり前のようにみんな知っていますがそれが判明するまで個人を特定するのはとても大変だったんだなあ、という事がよっくわかりました。なりすましとか…今の比ではなかったんだな…

    そして英領インドで指紋での特定が確立されたというのが面白い。確かに他国の…というか他種族の人って見分けがつかない。たまに自国民でも見分けがつかないなあなんて思う自分は間違っても捜査員とかなれないだろうな…

  • 普段ノンフィクションを読まないせいか、錯綜する時間軸や登場人物を把握できずなかなか読むのに時間がかかりました。
    最後のほうはヘンリーという名前の人が何人も出て来るし……。
    宮崎哲弥さんの解説が内容をある程度まとめてくれているので、そちらから先に読んだほうが理解しやすいかなと思います。

    指紋の必要性や受容の違いが、宗主国英国と植民地インドで奇妙なねじれを生んでいるさまを丁寧に描いており、
    単なる犯罪科学史の一分野とは毛色が違うかなと感じました。

  • 個人を特定するために使われる指紋。指紋は個人ごとに違うのか指紋は年をとっても変わらないのか指紋にこだわって指紋と共に生きた男達の物語。なーんちゃって。

  • インドとイギリスを主な舞台に指紋が犯罪捜査に導入されるまでが書かれたノンフィクション。階級意識があまりにも普通の感覚であることにすごく違和感を感じる。

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