- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167666163
作品紹介・あらすじ
事件解決の鍵が一本の「道」にあると察した浅見光彦は、テレビ記者の松雪真弓とともに伊勢へと向かう。真相に近づき、淡路に戻った二人を出迎えたのは、新たな死体だった。民間信仰、政治家と大企業の癒着、新興宗教-。すべてがひとつにつながったとき、戦慄の事実が浮かびあがる。巻末に著者による「自作解説」を付す。
感想・レビュー・書評
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団体さんとは別のところに話は落ち着いて一安心。
いつもなら団体さんが出てくると、
最後はグデグテになって、なんじゃこらな結末だが
そうはならずに楽しく読ませていただきました。 -
光彦が大物に会えたりとか、御都合主義的なトコロはあるものの、全体としては分かりやすい(犯人がではなく、ストーリィが)。
これまでとはちょっと毛色が違うというか、流れが変わる1作になるのかな。 -
事件解決の鍵が一本の「道」にあると察した浅見光彦は、テレビ記者の松雪真弓とともに伊勢へと向かう。真相に近づき、淡路に戻った二人を出迎えたのは、新たな死体だった。民間信仰、政治家と大企業の癒着、新興宗教―。すべてがひとつにつながったとき、戦慄の事実が浮かびあがる。
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(上巻より続く)
今までの携帯電話を持っていない浅見光彦は、
現実味が薄く小説の中の主人公として理解していたのに、
「ケータイ」を持ったとたん、
普通の人となり、実際の人物「内田康夫」っぽくなってしまった、
というのはうがち過ぎだろうか?
ただの私の感覚というか、勘違いだと思うが。 -
光彦が携帯を持って、話の進みがスムーズになった。面白い作品でした。
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太陽の道信仰、陽修会、国会議員、教祖新宮日出夫...なかなかリアルな舞台設定でした。きっと何か、実在の組織をお手本にして書いているんじゃないかと邪推しながら読みました。
読後に色々調べた結果・・・教祖が徳島(淡路島に近い!)出身、かつて国会議員も擁していた政党。その母体、あのなんとかグループかな?
それだけに、細心の真相解明でした。
上巻の読感(http://mogura7.zenno.info/~et/wordpress/?p=2196)に引き続き、またしても個人的な経験ですが、藤原定家の「こぬ人を松帆の浦の夕凪に・・・」の句を、つい前日に久しぶりに、目にしたばかりなので、またもや浅見探偵ばりに憑いていた巡りあわせでした。
(2013/2/8) -
下巻に入ってもこんなもんかという感じ。
よくできてるんですが、私にはいまひとつ。
相性が悪かったようです。