- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167711023
感想・レビュー・書評
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個人的には”義父のヅラ”が一番面白かったかな...。精神科医伊良部一郎の破天荒な診断と治療に微笑ましさが止まりません。他責的な自己の価値観をリフレーミングし、多様な価値観を受け入れていくさまはなかなか痛快です。
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お馬鹿度パワーアップしてる♪(笑)
声出して笑える(今作はちゃんと室内で♪) それなのに「性格は既得権」「医者の無念」とか真面目な場面もちりばめられてて…… ヤラレっぱなしです。
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伊良部シリーズ2作目『空中ブランコ』です。
標題のほかに、『ハリネズミ』『義父のヅラ』『ホットコーナー』『女流作家』を収録。
伊良部シリーズに新作が来る、ということで、『イン・ザ・プール』以来読んでいなかった当シリーズを読み進めることに。
今作は「気にしすぎている」人たちのお話という共通点がありつつ、ドクター伊良部の軽妙な語り口はシリーズ共通の面白さです。
個人的に好きなのは『義父のヅラ』。伊良部に怖いものなし! という感じが読んでいて本当に面白かったです。 -
重いテーマ内容の作品や、ノンフィクションを
読む合間に読みたい一冊。
これを読めば他の作品もつられてサクサク読み
進めることができますよ。 -
伊良部先生ワールド最高!
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小学生を大人にしたような、無邪気で好奇心旺盛な怖いもの知らずの神経科医、伊良部。訪れる患者達の、神経症を克服するまで(短期間)のエピソード短編集。純粋な悪ガキのように、誰にでも人懐っこくてテキトーでやってみたがりで平等な伊良部。まあいいかと肩の荷を下ろさせる、現状を受け入れさせる不思議な力があり、別に治療もしていないのに患者を治してしまう。私も伊良部にかかりたい…アトラクション的に楽しみたい。
全ての患者に共通した処置、とりあえずビタミン剤を毎回注射&その様を凝視して楽しむテキトー&変態描写が面白かった。 -
今回も最高の伊良部先生!!!!!破天荒な無邪気さは、学生時代からだったとは。
ここまで自由奔放に自分を解放することで患者さんは知らず知らずのうちに心を開いてしまうことを計算しているのだろうか(笑)
個人的には伊良部先生のもつ味なのだと信じたい。
どれも抱腹絶倒でこんなこと実際にあったら面白すぎる内容だったが、ラストの作家さんの想いはご自身の本にかける情熱なのかも。マユミさんのイラストがとても気になる❗️