- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167739010
感想・レビュー・書評
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正直内容はさっぱりわからないのだけど不思議な魅力があってとても面白い。この作家の方の頭の中はいったいどうなっているのやら、と。絶対に着地地点を予想できない楽しさったらない。
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洪水に苦しむ人々を救うために妻が亡者と交わす取引を描く表題作、どこかコーマック・マッカーシーを思わせるファンタジー?SF?ホラー?
ジャンルを限定しない不思議な味わいの短編集。 -
短編集・・というか、一編一編が短いですね。ショートショート集、といった感じでしょうか。
そしてどれも幻想的な世界や異形の生物や不可思議な世界の連続です。
「愛妻小説」ということで「妻」をテーマにして・・ということらしいですが、読んだ後でそれをきいて「そうだったのか・・そういえば・・」くらいにしか思いませんでした。それよりもその不思議な世界観の方にもっぱら目を奪われていたもので。。。 -
独特の世界観が説明もなしにドコドコと語られていきます。
全体的にシュール、かな…。
おもしろかった話もあり、よくわからないうちに終わってしまった話もあり。
不思議です。 -
スーパー意味不。
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カ…カオス!!!ちょっとついていけない
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解説が井坂さんだったので購入しました(・・・不純?)
全編通して、不思議な印象の話ばかりでした。
私の読解力が足りないのでしょうか、意味の分らない話も多かったです。
考えるな、感じるんだ!ってところなのでしょうか。
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タイトルと表紙が気になって気になって買ってしまった。
全編生真面目な文章ながら変、可笑しい。 -
いくつかの作品に立ち現れる「妻」。その符牒が「現実感」を付与するものの、それに付き従う「夫」が徹底的に隷属しているため、妻が超越的・宗教的(?)な権能を有している。そしてその超越性は、身体性を欠き人称のみが浮遊するシュールレアリスティックな世界像 (ジョルジョ・デ・キリコ的な?)を現出させる。乾いたユーモアもあり、また政治的でもある。もしかするとすごいかも。要再読。