天皇の世紀(4) (文春文庫 お 44-5)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773625

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  • 攘夷の波は留まるところを知らない。己の信ずるものの実現のために己の命を捨てる人は今の世にはいない。人の命を犠牲にする為政者はいるが。

  • -2013.1.23
    薩英戦争後の薩摩の対応の見事さ、御親征をめぐる御所内外の動きなど、生きた歴史の姿を垣間見ることができる。

  • 寺田屋事件、生麦事件から、薩英戦争に至る。
    攘夷という狂気が京都の町を席巻する。
    常識が通らず、殺戮が横行する。
    当時の事件を当時の文献の引用に沿って、新聞のように伝えていく。リアルである。
    難解であるが、面白い。

  • だんだん濃密で荒々しくなる、時代の変わり目が京都の騒動の中に描写される。

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著者プロフィール

大佛次郎
一八九七年横浜市生まれ。本名・野尻清彦。兄抱影は天文学者。東京帝大政治学科卒業後、鎌倉高等女学校の教師、外務省嘱託を経て、一九二三年関東大震災を機に文筆に専念。『鞍馬天狗』シリーズで急速に支持を得る。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。六七年から死の直前まで朝日新聞で『天皇の世紀』を執筆。六四年に文化勲章受章。七三年没。生涯で五百匹の猫を世話したほどの猫好きでも知られる。横浜に大佛次郎記念館がある。

「2023年 『宗方姉妹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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