耳袋秘帖 日本橋時の鐘殺人事件 (文春文庫 か 46-12)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167779122

感想・レビュー・書評

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  • <耳袋秘帖・殺人事件シリーズ>第13弾。
    今回もトンチのような、不思議な話が面白いな。
    山伏とか。
    指切り魔の話は、よく考えてみたら怖くなってくる。
    山伏の話とかは現代とかではなさそうだけど、指切り魔のようなことは、起こりそうな気がする。

    そして定信が出てくるとほっこりする。
    定信が持ち込んだ古銭関係の話は面白いなぁ。
    そしてそれが立てこもりの解決へとつながっていくのがまた、面白い。
    だがしかし、この立てこもり犯の母親の字がどんなものか、どうして解ったのかは謎。そこは謎(笑)

    今回も満足の一品!

  • 日本橋本石町といえば、今の日銀本店のあたりだろうか。

    これもまた逆恨みに端を発する悲しい事件だったなぁと。
    殺る側も殺られる側もそれ相応の事情があるのがまた悲しい。

    この辺りから坂巻、栗田に加えて
    妖談シリーズの椀田と宮尾もがっちり絡むようになってきた。
    そしてここへきて坂巻がモテキャラになりつつあるのが
    なんだか可笑しいというかなんというか。
    今までの経緯を知っている読者の立場からすると
    栗田が大笑いするのも判る気がする。

  • 大耳(根岸奉行)には全てオミトオシ
    さまざまな事象が収まるところに収まって見えるから
    事件に謎なんて感じないのかな?

  • 耳袋秘帖殺人事件13

  • 耳袋秘帖殺人事件シリーズ第十三弾
    どうも妖談シリーズと並行進行か?
    今回も小さな話を挟みながら事件が進行
    まあ、仕方が無い内容か?

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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