- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167787011
作品紹介・あらすじ
警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が経った。そこに、銀行員の息子が誘拐される事件が発生。元上司の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが…。堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書き下ろし小説。
感想・レビュー・書評
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初めての堂場作品。
堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事、大友鉄が主人公。確かに生活臭を感じさせる、彼個人の生き様には親近感がありました。
元上司の福原がいい味出してます。
シリーズ化されているようなので次も読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語は静かに始まり、これは解決出来ないのではと思っていたが、警察の頑張りにより徐々に近づいていく。
そんなことまで警察がやっているとは思えず、実際にやっているなら警察は大変だなぁと感じた。
やはりシングルファザーは大変だと思います。
大友鉄は警視庁勤務のシングルファーザー。幼い息子を育てるため、捜査一課から刑事総務課へ異動して2年がたったある日、銀行員の子供の誘拐事件が発生。大友も、特捜本部に駆り出されることになった。犯人が要求する身代金1億円の受け渡し場所は、5万人がごった返す東京ドーム横の公園。犯人の特定は困難を極める。大友は久々の前線復帰に高揚しつつ、一方では事件の裏に“ある違和感”を抱いていた…。警察小説のヒットメーカーによる、異色の刑事登場の新シリーズ! -
4.3
面白かった、続編も読みます。
今回、みデジタル図書館から初めて借りてみましたが、悪くないですね、Kindleやkoboのアプリよりは操作性悪いですが、慣れればさほど気になりません。 -
妻を亡くして育児と刑事の両立の為一線を退いた主人公が誘拐事件で再び現場に呼ばれて事件解決に奮闘する話。
普通に面白かったが事件にもう一捻り欲しかったかな。 -
面白かった。ドラマで小2の優斗役だった福くんが今年から高校生とか…全然関係ない所で感慨深くなってしまった。シリーズ楽しみ。
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堂場さんの本は前から読んでみたいと思っていたのですが、正直、どこから手を出せば良いのか悩んでいたところ。
たまたま、シリーズ第一弾を手に入れることができたので、【アナザーフェイス】で堂場舜一デビューです。
警察小説ですが、主人公の大友鉄は警察臭さが全くないのです。
それどころか、俳優かと見まがうばかりのルックスで…
妻を亡くし、一人息子を育てるために一課から退いていた大友鉄。
その大友が銀行員の息子が誘拐された事件にかかわることとなり…
期待通り、面白かったです。
シリーズものなので、続編が楽しみです。-
スポーツ小説もお勧めです。
但し、時間に余裕のある時に。
何しろ読み始めたら止まりません(笑)スポーツ小説もお勧めです。
但し、時間に余裕のある時に。
何しろ読み始めたら止まりません(笑)2015/01/14
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奥さんが亡くなり、奥さんのお母さんを苦手に感じつつも協力してもらい?つつも、子育を優先的に考え、刑事から身を引いて、経理課で働く元刑事課の主人公。
刑事の素質があるのに、経理課にいるのがもったいないと思ったのか?上司が誘拐事件の捜査に引っ張りこみます。
しかし、その誘拐事件もただの誘拐事件ではないようで……。 -
初めて著者の作品を読みました。
妻を事故で亡くし、小学2年生の一人息子を育てるために捜査一課を外れ、定時退社する日々を送る主人公・大友が、かつての上司の指示で誘拐事件の捜査応援に加わる。
銀行員の一人息子が誘拐され、身代金の1億円が奪われる。子供は無事に保護されるが、犯人を追ううちに、大友は事件の真相に気付くー。
序盤で、捜査二課の同僚から不正融資の話題が出ていたり、犯人を絞っていく方法がスマートでなかったり、一方で直感めいたものでスムーズすぎるくらいに展開があったりと、構成には満足できない点もありましたが、大友の家庭環境が活きた心理描写などは好きでした。
男性が好きそうなジャンルかと思いますが、もう何冊か読んでみたいです。
読み返すほどではなく、オススメもしませんが、読むな、とも言いません。