プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 10697
感想 : 1447
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788025

作品紹介・あらすじ

このことは誰も知らない-四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止する!?万城目ワールド真骨頂、驚天動地のエンターテインメント、ついに始動。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も巻末収録。

感想・レビュー・書評

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  • 戦国時代を体感できる作品。ホルモー、鹿男に続いての作品。独特の世界観と飽きの来ないストーリー展開で最後まで楽しめた。会計検査院、松平、旭、鳥居が大阪国への毎年5億円補助金支出の謎に巻き込まれる。豊臣家の末裔茶子を大阪の男が守ってゆくという400年間受け継がれてきた掟。熱い大阪魂。しかし一番の立役者は大阪の女性で、妻は賢く強い存在。大阪府警で旭が鳥居を引き取る母の役を演じ、左右の往復ビンタに片言の日本語に大爆笑。蜂須賀組長が茶子・大輔への土下座、大阪の陣の名将の末裔が多々出てきて勉強になりました。

  • 会計検査院、セーラー服の少年、大阪国総理大臣
    思考、想像は不要です。ただただ頭の中を空っぽにして楽しみましょう!

  • 大阪の秘密を明らかにするのはタブーなんだってば。しかもこんな小説にして、ましてや映画化までしちゃうなんて…!あの存在については隠し続けなきゃいけないのにー。

    出鱈目のような真実がここにある。大阪の男たちが累々と繋ぎ、守ってきたもの。父から息子へ語り継がれてきたもの。女たちが見守ってきた歴史。

  • 『五月末日、午後4時、大阪が全停止した』

    ほいっ、そんで?
    って感じだったなぁ~。あまりのめり込めなかった。会計調査院とセーラー服を着た中学生の2つのストーリーで物語が進み、最後に絡んでくるんだけど、正直、セーラー服のストーリーが…、どうでもよくなってくる。なので、途中で別の本を読んでしまったりで、余計物語が…。文庫と映画とでは配役が若干違うようですが、見るべきか迷うね。発想的には今まで読んだことがない奇抜な感じだったけど。

  • 面白かった!本、読んでから映画版見たけど、やっぱりなんでも原作のほうが面白い。プリンセス・トヨトミの場合も、本のほうが面白かった。

    映画版では鳥居調査官が綾瀬はるかで、ゲーンズブール調査官が岡田将生。男と女が入れ替わってる。適役がいなかったのかな?男と女入れ替えたら、話がつながらなくなっちゃうよ。

    大阪に行きたくなる。大阪城・空堀商店街・・・、お好み焼き屋さん!冨紗家(ふさや)っていうお好み焼き屋さんがモデルだったみたい。行かなくっちゃ♪

    • 円軌道の外さん

      クリームさん、はじめまして!
      関西出身で東京在住、
      読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。
      遅くなりましたがリフ...

      クリームさん、はじめまして!
      関西出身で東京在住、
      読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。
      遅くなりましたがリフォローありがとうございました(^o^)

      この作品面白いしよく考えてますよね。

      お好み焼き屋さんの冨紗家は
      大阪や兵庫では有名店で
      オリジナルの創作お好み焼きが本当に美味しいし、
      店員さんがみな美人でイケメン揃いで
      お客さんへの対応がホンマにいい店なので
      一度行けば必ずリピーターになりますよ(笑)

      またオススメ本ありましたら
      教えていただけると嬉しいです(笑)

      ではでは、これからも末永くよろしくお願いします!

      あっ、コメントや花丸ポチいただければ
      必ずお返しに伺います。
      (仕事の都合によってかなり遅くなったりもしますが…汗)

      2015/06/20
  • もしこれが本当の話だったら、身近(でもないかな?)にこんな秘密があったら、どんなに面白いだろうと思う。
    秘密の内容が面白いわけではない。
    そのために税金をどんどん使ってくださいというわけでもない。
    でも、なんか面白い。
    子供の頃の遊びに必ずあった仲間だけの「秘密」に似ているからだろうか?
    本当だったら…と想像するとわくわくしてしまう。

    歴史についての説明が楽しめればきっともっと面白かったのだろうけど、基礎知識とその方面への興味が圧倒的に不足していたため感心することもツッコミを入れることも出来ず。
    大阪城付近の土地勘もあれば更に楽しめただろうけど、それも全くないので細かいところはさらりと流した。
    そういう意味ではこの小説が十分に楽しめたとは言えないかもしれない。
    ちょっと残念。

    • takanatsuさん
      映画、人気ですね。
      ますます気になってきたので観てみようと思います。
      映画、人気ですね。
      ますます気になってきたので観てみようと思います。
      2012/06/15
    • 円軌道の外さん

      ああ〜でも分かるなぁ〜(^_^;)

      万城目さんや森見さんの小説は
      土地勘や関西に対する愛情があればあるほど
      読む側の思い入れも...

      ああ〜でも分かるなぁ〜(^_^;)

      万城目さんや森見さんの小説は
      土地勘や関西に対する愛情があればあるほど
      読む側の思い入れも強く入るので、

      より楽しめるし
      特別な一冊になるのは間違いないと思います(^_^)v


      自分自身、大阪城付近は
      いつもランニングしていたし、
      庭みたいなものなので(笑)

      かなりワクワクしながら
      物語に入り込むことができました♪

      一度大阪に来て
      大阪城付近を散歩してから読むと
      また違った感慨が湧くんじゃないかな(笑)(*^o^*)


      2012/06/28
    • takanatsuさん
      円軌道の外さん
      確かに森見さんの小説もそうですね。
      機会があれば大阪城行ってみたいです!
      円軌道の外さん
      確かに森見さんの小説もそうですね。
      機会があれば大阪城行ってみたいです!
      2012/06/29
  • 空堀商店街などが出てくる、大阪地図満載の
    大阪大好きという、大阪府地元ワールドのエンターテインメント

    わたしは関西に土地勘がない
    名古屋なら子供の頃父の転勤で5年、夫の転勤で2回都合8年、 住んだので京都、奈良、滋賀あたりは観光しているが

    会社時代、組合の交流で大阪支店に行って
    六甲山の寮に一泊したのみで観光もしてないし
    大阪も神戸はほとんど知らないのだ

    だからこの前の『阪急電車』もそうだったけど
    この本の縦横無尽に走る大阪の街の風景物語がおもしろい

    行った気になる観光物は松本清張も得意だけれども
    あのしんみり、どよんとした雰囲気(それが好きなんだけど)とは異なり
    万城目ワールドは大阪らしいなあ、と勝手に思っているのは間違い?

    どうーしても明るくしんみり、ぼけいってじゃないよって感じを受ける
    もうひとつ、自意識過剰ぎみじゃない?っていうストーリも大阪らしい

    って、完全にステレオタイプになってるのかも

    とにかくストーリ展開が行った気にさせるって成功じゃない

    それに東京駅を設計した辰野金吾の作品が
    大阪に多くあるというのも興味惹かれること

    そのお作品のひとつ「浜寺公園駅」はすてき!


  • 会計監査院側と、大阪中学生側の2つのストーリーがだんだん絡み合いながら、クライマックスに向かって行く感じが、どういうラストになるんだろうとワクワクしながら読ませてくれた。

    物語の登場人物一人一人の生き方・生き様の描き方が上手く、非常に印象に残った。

    最後に、読んでて印象に残った一文を引用したい
    結論とは、客観的な真偽を判断することではない。それを踏まえ、自分が何をすべきか決めることにある。(281p)

  • 大阪在住者としては、やはり外せない。名もなき者であっても、自分たちの生きている時代にはないことでも、ばかばかしくても、守るべきものがあるオッサンたちはやはりカッコイイ。

  • 面白かった。
    大阪城公園周辺を探索したくなる物語。

    その後に公開された映画では、配役が男女逆でしたが、結構自然に受け入れられました。(^^)

    2011-05-19読了

    (★★★★)

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年にボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。ほかの小説作品に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『偉大なる、しゅららぼん』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『バベル九朔』『パーマネント神喜劇』など、エッセイ作品に『べらぼうくん』などがある。

「2021年 『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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