恋する空港 あぽやん2 (文春文庫 し 45-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167795023

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。

    短編が集まったように見せつつ、全部がつながってる長編。的な。

    今回は、主人公が自分の元に配属されたダメ社員(?)を必死に指導しつつ、自分も知らず知らずのうちに成長していく、といった趣です。

    お仕事小説として、とても面白い。
    よく分んないお仕事内容が、相変わらず良く分からないママながらも、とても楽しめました。

    終盤あたりのエピソードを、もちょっと膨らましてもらえればなー、という感想も若干ありつつ。
    あと、隣の事務所のライバルさん(?)が悪印象のまんま終わってしまった。
    うーむ、さらなる続編あるのか?

  • 『あぽやん』の続編。再び遠藤慶太が空港内のトラブル解決に奔走する。

    新野剛志さんの作品は『八月のマルクス』『罰』などのハードな作品の方が好みだ。

  • 一冊目と同様に、快適なスピードで展開していくお仕事小説。

    少しおせっかいの度合いが強くなった主人公なので、ドラマ仕立てに見えてしまう。

    素人でも共感するような、出来事がもう少しまぶしてあると良かったと思う。

    通勤中に読む本としては、難易度も高くなく良かったと思います。

  • 【読む前】
    まさか続きが出るとは思っていなかったので、本屋さんで見つけて迷わず購入。
    こういう「知らない業界の裏事情」が分かるお話は大好物です。

  • テンポのよい文書で、スラスラ読めます。

    私も空港でお仕事したい!
    恋したい!!
    と思えるお話♪

    ドラマも楽しみです。

  • 池井戸潤の解説に書いてあったが、彼が書くような企業小説とは一線を画す「お仕事小説」だと言っていたが、そんなジャンルがいつの間にかあったとは。確かにその言葉がぴったりくると思う。トッカンなんかもそのジャンルでしょうね。
    仕事出張でときどき成田空港に行くが、4Fのマックとかは実態通りですね。
    ツアーで海外旅行したことがないので、あぽやんの仕事ぶりはよく知りませんが、知らない人にもわかったような気にさせてくれて、主人公の成長とかジレンマに共感したり応援したくなっちゃう。
    6つ話なっているが、いちおう緩く連携していてだんだん後半にいくほど恋愛の要素が強くなる。
    それにしても、最後に成田駅前で「お前何やってんだよ、どっちが大事なんだよ」とつい突っ込んで怒りたくなった恋愛方面の話は最後まで楽しめた。

  • ここ最近、重めの本に当たることが多く、週1冊以下というローペースでした。そんなわけで、ちょっと軽いのをと選んだ本です。
    実は前作の感想にも、タイトル『あぽやん』から軽いイメージがあったけれど読んだら意外に軽くなかったと書いているのですが、その事もすっかり忘れてました。
    ツアー客からの難題や天候に振り回される空港で働く旅行会社社員のお仕事小説。舞台といいストーリーといい月並みかな。まあCAを主人公にしちゃうと本当に何番煎じかになってしまうのですが。
    テレビドラマみたいと思ったら、本当に来年ドラマ化されるみたいです。帯に書いてあったのに気付かず買ってしまいました。

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著者プロフィール

しんの・たけし。1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。旅行会社勤務を経て、99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。直木賞候補となった『あぽやん』は、その続編『恋する空港 あぽやん2』とともに、テレビドラマ化され話題に。同シリーズは『あぽわずらい あぽやん3』で完結。著書は他に、『中野トリップスター』『カクメイ』など。

「2022年 『明日はきっと お仕事小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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