忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫 ひ 20-2)

著者 :
  • 文藝春秋
3.85
  • (41)
  • (53)
  • (54)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 766
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801694

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おなかをすかせながら一息に読んでしまった。

    2~3ページの文章の後に、説明書きと写真が載る。
    写真は料理だったり器だったりお道具だったり。

    料理の説明書きは、ゆったり余白をとった文庫本の1ページににも満たない、レシピ。おいしいことは、難しいことじゃない。のだ。

    文章を読みながら想像したおいしそうな湯気や香り、触り心地を写真で答え合わせするような感じ。
    本だけじゃ分からない感覚を、確かめたくなる。
    自分の手にしてみたくなる。

    きっとまた、実践するときに開く本だ。塩、お醤油、ゴマ、レモン、ドライフルーツ、ナッツ、スパイス、組み合わせ。楽しみが増える。◎

    自分ときちんと対話して、必要なものを摂る、ひとり暮らしもいいよなあって憧れちゃうな。
    「とっておき」のある人になりたい。

  • やってみたいと思う食べ方や、
    触れてみたい器具がいっぱい。
    他の方も書いているように、「日々をもう少し丁寧に生きよう」
    という気分になる文章。

    小気味のよすぎる文章が、少し苦手と感じた。
    技巧的にすぎる、というか。

    全編にわたって著者の料理への愛が伝わってきた。
    文章の端々に、食べ物への敬意がこめられていた。

    「むっちり」という形容詞がよく使われていたのも気になった。
    中身がぱんぱんに詰まっているのが、幸福
    という感覚の持ち主なんだろうか。

    まねしてみたいと思ったのは
    ・冷やしなす
    ・ささみのだしのスープ
    ・ガラスのコップ
    ・ジャム添えビスケット
    ・おかゆ
    ・鶏のから揚げ
    ・ごまごはん
    ・ナッツとにんじんのサラダ
    ・麻のキッチンタオル
    ・豆腐のオリーブオイルがけ
    ・干物サラダ
    ・粉引のうつわ

  • 120225

  • 毎日のごはんをますます大切に思える…かも。

  • 気軽に作れそうなメニューの話が多くて、やってみようかな、という気になりました。
    道具についての部分も、さらっと読めていい感じ。

  • 片っ端から作って食べたくなる。

全60件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
平松 洋子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×