紅ぎらい 献残屋はだか嫁始末 (文春文庫 は 35-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167900519

作品紹介・あらすじ

江戸の高級リサイクルショップが舞台!夫が外で生ませた子を育てながら大店の女主人として奮闘するおしのの身に、更なる難事件と災厄が。笑いと涙の傑作オリジナル。

感想・レビュー・書評

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  •  蜂谷涼さん、降参です(^-^) 「はだか嫁」(2012.4)に続く「紅ぎらい 献残屋はだか嫁始末」(2014.3)を読みました。おしのは、おみねから力平を奪い、おみねは、おしのから亭主を奪った。勘当された夫に代わり、力平が大きくなるまで大店をまかされたおしのと妾のおみね。性悪なおみねの執拗なおしのへの嫌がらせ。まるで高倉健、鶴田浩二の任侠映画を見ているようです。任侠映画は、最後は哀しい結末が待っています。蜂谷涼さん、見事な始末のつけ方、参りました<(_ _)>
     心に残る言葉も多いです。①不幸には様々な理由があるが、幸せには、理由も理屈もない。 ②人は年を重ねてもなお、新しい道を切り拓こうとする。

  • 夫を追い出して自分が跡取りの座についた嫁のおしの。地震で元夫が新しい妻と子とともに同居することになったけれど……。明らかに悪意のある新しい妻がいやがらせをしてくるんだけど、それに負けないおしのがぐー。予想以上に面白かった。これは続編だったみたいなので、最初の巻を読もう。てゆーか続いてないのかなあ。

  • はだか嫁2

    地震で元夫とその連れ合い+娘と同居に。店は元夫の実家だからそりゃいたたまれないわ。連れ合いは女将の座を狙って嫌がらせに嫌味三昧。家の中で存在が危ぶまれる中、気丈に頑張るおしのが健気というか嘘くさいというか。
    それにしても最後衝撃。いくらなんでもその仕打ちはないわ、と半ば呆れるというかなんというか。まぁ怪我の巧妙で丸く収まってよかったってことか。番頭頭とは特に進展なしで終了。

  • 【江戸の高級リサイクルショップが舞台!】夫が外で生ませた子を育てながら大店の女主人として奮闘するおしのの身に、更なる難事件と災厄が。笑いと涙の傑作オリジナル。

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著者プロフィール

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。
2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞。
主な著書に『落ちてぞ滾つ』、『いとど遙けし』、『雁にあらねど』(各 柏艪舎)、『雪えくぼ』、『舞灯籠』(各 新潮社)、『夢の浮橋』(文藝春秋)、『蛍火』(講談社)などがある。

「2018年 『曙に咲く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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