時をかけるゆとり (文春文庫 あ 68-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 9757
感想 : 832
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902537

感想・レビュー・書評

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  • しまった、これ職場で読んではいけないやつだ。
    可笑しすぎて頁がめくれない。
    既刊作品のイメージと大きく掛け離れた著者の人物像には驚かされる。
    よくもこんな濃いエピソードばかり綴れるなあと感心するし、もはや次元が違うとすら思える。
    自分も「ゆとり世代」に該当するけど、こんな突飛な人は見たことがない。
    読みやすくて隙あらば読者を笑わせようとしてくるエッセイだった。
    しかも読んだ後は謎の元気が出るおまけ付き。

  • 青春時代をユーモア満載に書かれたエッセイ。
    便意に司られたり、痔で女子の気持ちが分かったり、視点が斬新で大いに楽しめた。

  • 生き方の天才!
    全てを肯定して吸収できる力がオバケなんだろうなぁ。
    そして無論、文字で語る天才!

    23編のうち1編に朝井リョウさんの多様性の受容の深さを知れた気がします。

    とはいえ、基本全編大爆笑なのでお外では読めませんでした!

  • 読みながら思わず笑ってしまうので外で読まないことをおすすめします。
    普段の作品からは想像できないくらい、はちゃめちゃなエピソードがいっぱい詰まってる。
    美容室と痔の話が好き。

  • 中学生の頃、初めてさくらももこのエッセイを読んだときと同じ衝撃を受けた。文章なのに漫画読んでるみたいにゲラゲラ笑う。

    また、大学生の頃一世を風靡した、mixiというブログ式SNSの香りもする。さすが同世代。ツボを押されまくった。

    このエッセイは、カフェでお茶しながら読んじゃ駄目。
    飲み物を噴き出すから。

    バスや電車の中も駄目。
    笑いを堪えてニヤニヤし、周りに不審者の目で見られるから。

    シン、とした学校の朝の読書タイムにも読んじゃいけない部類に入る。
    きっと先生に取り上げられる。

    絶対に自宅で読んでほしい。

    だってさ、初っ端からうん○にまつわる話なんだよ。
    学生時代の朝井さんが、ど田舎のバス停でうん○漏れそうになる話。

    どうしてくれるんですか。
    同年代の男性のうんこ○の話読んで、
    夜に一人で爆笑してる34歳の女。
    こんなに虚しい夜、ある?
    サイコー!

  • 朝井リョウさんのエッセイ本。
    本当になにも考えないで気軽に読めるのが良いです。クスッと笑ってしまう。続篇も読みたい。

  • タイトルから勝手にゆとり世代ならでは〜の話を想像したが、内容は作者のおもしろ体験談。ほぼ同世代であるので、あるある…と思いながら読了。特に高校時代の無敵感や、大学時代の無茶・無駄=青春という発想が、非常に懐かしい気持ちになった。

  • 7冊目の朝井リョウさん。先日、朝井さんのエッセイ第二弾を先に読んでしまったので、遅ればせながら第一弾を。

    単行本『学生時代にやらなくてもいい20のこと』に社会人編3本を追加し改題した、合計23編のエッセイ集です。

    その一番最初のエッセイのタイトルが「便意に司られる」って…朝井さん、最初っから飛ばしてますね(笑)

    単行本のタイトル通り学生時代のお話がメインなので、なんでしょうね、とても若さが弾けてました。学生時代特有の、有り余った若いエネルギーやバイタリティやノリが、なんだか懐かしかったです。やっぱり学生の間にばかなこと無謀なこと、いっぱいやっておかないとだめですよね!

    第二弾にもつながる眼科医との出会いやお尻の爆発やなりすましのお話も読めてすっきり。夏休み明けたのにまだ夜更かし癖が抜けきれなくて疲れ気味な私に、何も考えずに読めておもしろくて、元気がもらえる最高な本でした。いっぱい笑ったので、免疫力が上がった気がします!新作の第三弾は読むのがもったいないので、もう少しとっておこうと思います。

    朝井さんが直木賞を受賞した『何者』も読みたい…けど、この本の印象が薄まるのを待つべき?

  • 初めて読む朝井リョウ作品が、この本でで良かったのだろうか。
    単純な私は「これが朝井リョウか」と思ってしまった。
    そしてファンになった笑。
    続編も読もう。


  • 朝井さんの作品を手に取ったことはないのですが、『時をかけるゆとり』という題名に惹かれて購入しました。
    溢れんばかりの文才で書かれた緩くて濃いエピソードに思わず笑いが出ました。
    特にお母様の話、スマートフォンに振り回される話が面白かったです。
    電車やカフェで読むには向きません(笑ってしまう)。
    他の朝井さんの作品も読んでみたいです。

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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