歴史という武器 (文春文庫 や 64-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906429

作品紹介・あらすじ

ビジネスパーソンこそ歴史に学べ!社会情勢も国際情勢も変化の激しい時代を乗り切るのに有効なのは、「歴史的思考法」を身に着けることだ。生きた歴史が学べる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史学者である著者が、歴史を学ぶことの効用を伝える一冊。2016年に出版された書籍で、当時の日本の政治に関する著者の見立てが語られている。与党が自民党から民主党政権に移行後、再び自民党になるような時代。過去の歴史から、世の中を見通してみようという試みを感じた。

    4章:歴史という武器から学ぶ
    が特に印象に残った。
    国が最も必要とするのが国民の強い意志であり、「大規模な一丸となった行動」
    これを実現するため
    ①国民向けの公共教育の充実、②道路や橋から光ファイバーや各種ネットワークにいたるインフラの絶え間ない現代化、③高度の学術知識を持った移民の受け入れ、④研究開発と政府の援助、⑤民間の経済活動への支援と必要な規制の実行
    この5つが重要であると指摘している。これらを実現するために過去から国家が試行錯誤してきた歴史があり、学ぶべきことが散りばめられているようだ。

  • 【ビジネスパーソンこそ歴史に学べ!】社会情勢も国際情勢も変化の激しい時代を乗り切るのに有効なのは、「歴史的思考法」を身に着けることだ。生きた歴史が学べる一冊。

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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