ゴースト・スナイパー 下 (文春文庫 テ 11-34)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909703

感想・レビュー・書評

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  • おい文春文庫!!

    ロナルド・プラスキーそんなに活躍しないから登場人物一覧に載ってないのかな?って思ったら大活躍じゃないか!!
    もう!

    ところで昔のミステリーの文庫本とかってカバーの裏っかわのところ(調べたら「そで」って言うらしいです)に登場人物一覧てありませんでした?
    昔のハヤカワとか
    あれって読んでる途中で見直すのにすごい便利だったんですけど今あらすじとか作者紹介みたいなのになっちゃいましたよね
    元に戻してほしいなぁ…

    さて『ゴースト・スナイパー』です

    多くの皆さんが指摘されてる通り今回はちと弱いですが…新しい要素をどんどん入れていこうっていう気概は見えますよね
    そこを評価したいです
    シリーズ全部★5!とか逆に盲目的だなって思われちゃいますもんね
    まあ思われても何の問題もないですがw

    • なおなおさん
      分かる〜分かりすぎて笑っちゃいました。

      そでに登場人物載せてほしい!
      そして役柄(…っいうのでしょうか…)も書いておいてもらえると有難かっ...
      分かる〜分かりすぎて笑っちゃいました。

      そでに登場人物載せてほしい!
      そして役柄(…っいうのでしょうか…)も書いておいてもらえると有難かったりします。
      この人検事だっけ?弁護士だったっけ?みたいな混乱が、一発で解決するので^^;
      2022/03/22
    • ひまわりめろんさん
      なおなおさん
      こんにちは

      やった!早速賛同者が!

      そうですよね!
      誰が検事で誰が検事補で誰が検事正で誰が検事総長で誰が元検事の弁護士で誰...
      なおなおさん
      こんにちは

      やった!早速賛同者が!

      そうですよね!
      誰が検事で誰が検事補で誰が検事正で誰が検事総長で誰が元検事の弁護士で誰が検事を撃った犯人かさっぱりわからなくなっちゃいますよね(最後のはわかっちやダメなやつ!)

      現在の出版不況の一因はここにあると思います!
      早急に改善すべきです
      2022/03/23
  •  リンカーン・ライム・シリーズもこれで10作目だそうだ。手を変え品を変え、のアイディア・マシンみたいな作家ディーヴァーの今回は、カリブ海、バハマを舞台にしたスケールの大きな国際謀略もの。最早、警察小説というジャンルではなく冒険小説の領域である。

     反米活動家のモレノが2,000mの長距離狙撃で暗殺される。しかも同席した記者とボディガードは砕け散ったガラスの破片で切り裂かれて共に犠牲となる。と、相変わらずど派手な現場づくりだ。

     暗殺したのは政府の秘密組織なのか? いつにも増して阻害要因の多いバハマの地でリンカーンとサックスの捜査は困難を極めるし、またまた複雑な人間関係や組織間、国家間の利害関係が難解で、読書疲労度が半端ではない。

     さらにいつものディーヴァーのお遊びがあって、モレノ殺害を実行したエージェントのコードネームはドン・ブランズ。

    「ドン・ブランズってシンガー・ソングライターがいるでしょう。フォークやカントリーのジャンルで活躍してる人。なかなかいい曲を書くのよ」とは、アメリア・サックス。彼女もカントリー・ミュージックのファンだったのか。

     また本書を最も盛り立てるのが、料理と刃物が大好きな殺し屋ジェイコブ・スワンなのだが、彼のレシピをディーヴァーのサイト https://www.jefferydeaver.com で掲載しているらしい。もちろんレシピの本当の作り手はディーヴァー自身。

     ディーヴァーの作家外ジャンルを使ったクロスオーバーお遊びはとどまるところを知らない。

     いつものひねりにひねった終盤のプロットは今回は国際的とあってより大風呂敷度が強い。その分凝り様が多重化し過ぎていて読後の疲労度が激しい。リンカーン・ライムもの人気が徐々に下火になるとは聞いていたけれど、本作あたりからそう言われてるのかな?

     ちなみに本作ではおなじみのハヤブサは子育て中らしく、なごみました。

  • (上巻より)

    でも、私が気になったのは、
    ライムの手術より、殺人ドローンより
    お気に入りのブラスキー巡査の活躍。
    だいぶ、捜査の役に立つようになってきて嬉しい。
    ライムにほめられてたし。

    それと、女性地方検事補とアメリアが、
    最終的に仲良くなったのが良かった。

  • 大きな派手さはないが、「ほほー」と唸るような展開。
    シリーズが今後どうなっていくのかとても楽しみになった。

  • リンカーンシリーズ。
     バハマで反米運動家が殺害される。超長距離狙撃による暗殺だった。

     現場がバハマってだけで、面倒なのに、地方検事補が、それは非合法暗殺事件で追訴したいから力をかせと乗り込んでくる。

     この検事補ローレル女史が、いい。
     なんか、最初すごい嫌なヤツで、サックスはつんつんしているのだけど、最後に向かってすごく人間らしくなる。その人間らしさが出てくる過程が、リンカーンチームの個々を尊重しながらつながりを大事にするっていう雰囲気にのまれながら抗いながら一枚一枚ベールをはいでくようで心にくい。
     うん。生まれながらにつんつんしている人はいない。
     自分がちゃんと尊重されるとわかれば、殻を脱ぎ捨てることができる。
     仕事をきっちりすることで、それができるっていうのは、ある意味最高の職場かもしれないww

     不気味なテロリスト視点の話もあって…。
     無駄に腹が減ります。
     あと、貝印はディーヴァーに宣伝費を払うべきなんじゃね、ってぐらい貝印が欲しくなったよ。

     そして、どんでん返しの神は、とんでもないものをもってきました。

     007の小説の時も思ったけど、ディーヴァーは<そこにある危険>まだ見えてないけれど、ほんの先の未来にかならず<危険>になるものを熟知していると思う。
     ってことで、ようするにそういうことなのだ。

     私たちに、もう安息の地はないのかもしれない。

     って、ライムの最後の選択に驚愕した。
     でも、そうだよね。
     身をまもるってことは、そういうことだし、失ったから得るものもある。
     
     切ないね。

  • 軽いどんでん返しも、お馴染みの登場人物で安定のシリーズ。

  • いつものメンバーとのやりとり(トムが活躍する場面が面白かった)はとても楽しい。ハバマに旅行するライムのはしゃぎようが可愛かった。

    最近翻訳刊行ペースが落ちてるような気がするのは、内容のキレの悪さからだろうか?発売日に本屋に行っても探さないと見つからない。(いつも年末というイメージ)

    新しいキャラクターもイマイチ。ダンスが出てきた時はワクワクしたのになあ。全体的に読みやすいが、スピード感が落ちている。他のものを読むよりはもちろん出来がいいと思うが。
    結局モレノを射殺して正解だったのよ的終わりは、モヤモヤした。それでも次が出たら買う。

  • しりつぼみ感
    スモーク…

    扱っているテーマの「正義」と
    物語のモヤモヤ感が妙にリンクしている。
    スモーク…

    「ドラゴンタトゥーの女」の話題やタトゥーに触れる場面もあり「スキンコレクター」につながって行く感じ…なんかデジャブで

    「ソウルコレクター」の時、停電の描写があり
    「バーニングワイヤー」につながったのを思い出した…スモーク…

  • 無人機によるスナイパー、詳細の物的証拠によった推測の展開はさすがだわ。ターゲット人物の入れ代わりによる終盤の推理展開はさすが。ラストのテロ阻止もさすがだわ。サックスの関節炎治療も続編への継続と期待を持たせていていい。

  • リンカーン・ライムシリーズの10作目。相変わらずクオリティは落ちず、どんでん返しも伏線回収も見事。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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