- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167911065
感想・レビュー・書評
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歌人・穂村弘さんの疑似日記『にょっ記』シリーズの第3巻。続編が出るたびにタイトルの「にょ」が増えて、この巻は『にょにょにょっ記』。
日常のなかの“ほころび”のような変な出来事、変な言葉。そこで立ち止まり、ニヒルに眺めて空想?妄想?をたくましくする著者の姿が、読んでいるうちにいつしか不思議と、フジモトマサルさんが描く挿絵のヤブイヌの姿にオーバーラップしてきました。フジモトさんの逝去でこれがシリーズ最終巻となってしまったのが残念。笑いと不思議な余情を残す作品。
●フジモトマサル⇔穂村弘 往復質問状
https://books.bunshun.jp/articles/-/2293
●歌人とイラストの奇跡のコラボ『にょにょにょっ記』文庫化記念 穂村弘 × 名久井直子
https://books.bunshun.jp/articles/-/4431詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3冊目。「すこし不思議」な視点を日常に。
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いろいろあってクサクサしているとき、あんまり長い話や重い話を読めそうになくて、またもやすがりたくなる穂村さん。今回は解説代わりのほかの人のにょっ記がないのが残念だけど、のっけからやっぱり笑ってしまう。改行による見事なオチ。凄いセンスだなぁ。なんでこんなにオモロイんだろう。国語のテストよりもあなたのほうがよほどシュール。森見さんを読むときにも思うことですが、「しゅぱっと」とか「みょんみょん」とかの擬態語に私は弱すぎる。好きすぎて、ニヤけた顔が元に戻らない。100ハイジぐらいの元気、いただきました。ありがとう。
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最後のにょっ記か…
フジモトマサルさんのイラストも なんか可愛く思えてきました♡
無表情なところが笑えます。 -
絵本「はらぺこあおむし」の中国語版タイトルでふいた。
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日常の些細なことを掴まえて言語化する才能はさすが。ふふっと笑いながら読み終わった。大好きなフジモトマサルさんのイラストとのコラボもこれが最後。それが残念でならない。奇跡的な組み合わせで、思い付いた人は天才かと思う。